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THE BATMAN ザ・バットマン★★★

2022年10月10日 | アクション映画ーサ行

         

クリストファー・ノーランが手がけた「ダークナイト」トリロジーなどで知られる人気キャラクターのバットマンを主役に描くサスペンスアクション。青年ブルース・ウェインがバットマンになろうとしていく姿と、社会に蔓延する嘘を暴いていく知能犯リドラーによってブルースの人間としての本性がむき出しにされていく様を描く。

あらすじ:両親を殺された過去を持つ青年ブルースは復讐を誓い、夜になると黒いマスクで素顔を隠し、犯罪者を見つけては力でねじ伏せる「バットマン」となった。ブルースがバットマンとして悪と対峙するようになって2年目になったある日、権力者を標的とした連続殺人事件が発生。史上最狂の知能犯リドラーが犯人として名乗りを上げる。リドラーは犯行の際、必ず「なぞなぞ」を残し、警察やブルースを挑発する。やがて権力者たちの陰謀やブルースにまつわる過去、ブルースの亡き父が犯した罪が暴かれていく。「TENET テネット」のロバート・パティンソンが新たにブルース・ウェイン/バットマンを演じ、「猿の惑星:新世紀(ライジング)」「猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)」のマット・リーブス監督がメガホンをとった。

<感想>マイケル・キートンやクリスチャン・ベール、ベン・アフレックとこれまで様々な俳優がバットマンを演じており伝説となってきた「バットマン」シリーズ。そんな漆黒のヒーローの若き日を描く新章が登場。主人公のバットマン/ブルース・ウェインには、ロバート・パティンソンが演じて、さらには凶悪の知能犯リドラーにポール・ダノが。

そして、ペンギン別名は”オズ”で、高級ナイトクラブの経営者であり、その裏にはある企みを隠しているコリン・ファレルが演じ、いやはや、ペンギン役のコリン・ファレルの変装ぶりは見事でしたなね。始めは、コリン・ファレルなんて全然分からなかったですもんね。キャット・ウーマンには、ゾーイ・クラヴィッツと豪華なキャストが集結。それぞれの思惑が入り乱れる”謎解きサスペンス”アクションが誕生した。

本作で描かれるのは、何者かに両親を殺され、街にはびこる悪に「バットマン」としての怒りの鉄槌を下していた頃のブルース。復讐心だけが彼の原動力であり、そこには哀しみや戸惑いなど、あらゆる感情が渦巻いている。そんなある日、ゴッサム・シティで権力者を標的にした連続殺人事件が発生する。この謎を解明することが、ブルースの復讐劇に新たな変化をもたらしていく。果たして、彼は立ちはだかる数々の難敵を倒し、真実を辿り着くことができるのだろうか。

作品全体のシリアスにダークなテイストなど、その比較も本作の楽しさであり、上映時間が3時間近くと長丁場であるので、どこまで物語が広がるのかと身構えると、本筋をしっかりと突き進むので、作品の流れにゆったりと身をゆだねる覚悟でご覧ください。

もっとも、声を上げたくなるショックな描写や、正体不明の悪役リドラーの仕掛ける連続殺人と、それを捜査するバットマンとゴードンという構図で、最も近いテイストはフィンチャー監督の「セブン」と似ているではないか。しかし、ロバート・パティンソンのブルース・ウェインは、過去のバットマン俳優とは異なり、極端なまでの憂いと悲哀をにじませて、無精ひげも隠さない外見で、作品全体に狂おしさと悩ましい美しさを加えているではないか。

犯罪現場になぞなぞを残す知能犯であり、権力者を殺害し、政府の陰謀とブルースにまつわる”ウソ”を暴こうとするし、巧妙な謎解きゲームで世界の嘘をあぶり出していくリドラー。そう考えるとポール・ダノのリドラーには、やや物足りなさを感じるのだが。

キャットウーマンには、セクシュアリティのゾーイ・クラヴィッツが謎多き女性が演じている。彼女がブルースのパートナーとしてかかわってくるのならいいのに、だが、今回は復讐劇なので犯罪劇的な話の展開が、あまりにも殺伐としていて、ブルースには彼女と接する余裕が、まったくないように見受けた。キャットウーマンがいないと男性ばかりになってしまう。これまでもバットマンの窮地を救っているのにね。

ブルースは、事件の真相を追ううちに亡き父が市長選出馬時に、立ち上げた基金の存在を突き止め、それを巡る陰謀が戦いを引き起こしてゆく。「ダークナイト」とシンクロするラストでは、主人公が背負う十字架の重さと、その切なさまでの深い余韻に包まれたのでした。

エンドロールには、新たな敵の存在を示唆する映像も。ゴッサムシティの闇を曖昧さが込められていたりして、いかにも今っぽい味付けが想像力を掻き立てるではないか。ゴッサムシティの闇を暴き、平和な世界を手に入れられるのか?・・・次回作があるようですね。

 

 

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