パピとママ映画のblog

最新劇場公開映画の鑑賞のレビューを中心に、DVD、WOWOWの映画の感想などネタバレ有りで記録しています。

ファインディング・ニモ ★★★・5

2016年07月17日 | DVD作品ーな行、は行
サンゴ礁の海を舞台に、“人間の世界”へさらわれた我が子を懸命に探す父親の大冒険を描いたファンタジー・アニメ。「トイ・ストーリー」「モンスターズ・インク」を手掛けたピクサー社が、“リアルな水の表現”にこだわり、最新のCG技術を駆使して作り出したかつてない映像世界が展開する。全米ではアニメ史上最高となる驚異的な興収を記録する大ヒットとなった。
あらすじ:オーストラリア、グレートバリアリーフ。広大な海の中でカクレクマノミの400個の卵が孵化しようとしていた。しかし、無事に生まれたのは母親の命と引き換えに助かったたった1つだけ。父マーリンは、この子を“ニモ”と名付け、同じ悲劇を繰り返さないと誓い過保護なまでに大事に育てていく。そして6歳になったニモに、初めて学校へ行く日がやって来る。しかし、突然の悲劇がニモを襲う。彼は、人間のダイバーにさらわれてしまったのだ。打ちひしがれるマーリンだったが、陽気なナンヨウハギ、ドリーの助けを借りてニモを取り戻す旅へと出るのだった。

<感想>続編の「ファインディング・ドリー」を鑑賞する前にTVにて鑑賞したもの。この作品は、第76回アカデミー賞長編アニメーション部門を受賞した、ディズニーとピクサーによる映画です。海に暮らす魚の世界を舞台に、カクレクマノミの親子がそれぞれに冒険をして行きます。人間に捕まってしまった息子ニモを探すために、旅に出た父マーリンと、人間の元で逃げ出そうとするニモ。2匹は再び会うことができるのでしょうか。
吹き替え版なので、出演:マーリンに木梨憲武、ドリーには室井滋、ニモは宮谷恵多、ギルに山路和弘、ペリカンのナイジェルに後藤哲夫ほか。
サンゴ礁の海の中の映像美がとても綺麗でした。それに、王道ともいえる、父親が息子を探して大海原を泳いで、危険な目に遭ったりしながらも、奇跡的に息子に会えるという激的な展開にも驚かされましたね。

主人公の小さいカクレクマノミの子供ニモは、片方のヒレが小さくてうまく泳げないのですね。だから父親のマーリンはだんだんと過保護になっていき、学校に初登校の日もずっと着いてきて、ニモは父親の行動にうんざりしていました。そこで、ニモはわざとサンゴ礁を離れて泳いでいき、海の上に浮かんでいる人間の船まで肝試しみたいにいくのです。
すると船から降りてきた人間のダイバーに捕まってしまいます。慌てて追いかけるマーリンですが、ニモを連れた船に、どんどん離されてしまいました。

追いかけるマーリンのもとに、物忘れの激しいドリーという魚に出会います。おしゃべりで陽気な彼女は、人間の言葉が読めるんですね。落ちてきた人間のゴーグルを見て、そこに手がかりがあると信じてドリーに読んでもらおうと、マーリンは、シドニーと書かれていたゴーグルを持ちながら旅にでます。
途中でゴーグルを取り合いをして、落としてしまいます。それは深い海の中で、TVの画面も真っ暗闇の中を表しているのでしょう、しばらくの間は真っ暗な画面でした。
そして、深海近くまで落ちてしまったゴーグルを見つけたのですが、それは、一つの光が見えて、まさに深海魚のアンコウの前にぶら下がっている提灯だったのですね。そこでアンコウに食べられそうになりながら、ドリーは言葉を読み上げます。

それが我が子がさらわれた住所であるとわかった2匹は、一緒にシドニーめがけて泳ぎます。道中では、サメに出会い、食べられるのかと思いきや、サメたちは「魚は友達」を合言葉に、魚を食べない行動をするサメたち、それにイワシの群に遭遇して道を教えてもらいます。その他にも、クジラに出会い食べられ口の中へと入り、四苦八苦しながらなんとかそこから脱出しようとするも、ドリーがクジラ語が話せるとのんきな感じで喋ります。それでも、背中の潮吹きで表の海に出られるのですからね。
マーリンは、遠回りをしろと言われたピンクのカーテンを、ドリーをだまして進みます。しかし、それはクラゲの群でした。凄く綺麗でクラゲの上をポンポンと飛び大丈夫なんてドリーがはしゃぎます。しかし、クラゲの毒によって2匹は気絶してしまうんですね。

そのころシドニーの、人間に捕まったニモは、水槽の中にいました。ニモを捕まえたのは、歯医者のシャーマン医師で、彼の姪ダーラの誕生日プレゼントとして、ニモは捕まってしまったのです。
ですが、水槽の仲間達はその姪っ子ダーラは、プレゼントされた魚を振り回し、その日のうちに死なせてしまう子供と恐れられていました。そこで、ニモは仲間達と脱出の計画を立てるんですね。水槽を綺麗にするフィルターの道具を壊し、掃除をさせようとしますが、ニモが細いパイプの中へ入り危険極まりないのです。だから命の危険を感じながらも上手くいきません。
こちらのニモのパパとドーリーは、ウミガメの大群が来てくれ、クラゲの毒で気を失っていたドリーも元気になりカメの子供たちと遊びシドニーへの海流へと連れて行ってくれました。港についたマーリンとドリーは、ペリカンのナイジェルの口に入れてもらい、ニモのいる歯医者へと案内してもらいます。しかし、ペリカンの口の中へ入った2匹が歯医者に到着した時、ニモが脱出するためにトイレに流されていってしまいます。

そのシーンは、実に死ぬか生きるかの瀬戸際のような、危険な場面で、良く生きていたと思えるほど感慨深く拝見しました。ちょっと都合よく描かれていると思ったからです。「ちょうだい、ちょうだい」とうるさく騒ぐカモメたちによく食べられなかったと思いますね。
ペリカンに海におろしてもらったマーリンは、慰めようとするドリーに強く当たってしまいます。息子のニモが死んだのは自分のせいだ、と突き放しドリーを置いて行くのです。ですが、ニモは海に敷かれるパイプから出てくることができたんですね。海へ出たニモが帰り道を探しているとドリーに出会います。ドリーは、自分がなぜここにいるのか忘れてしまっていたのですが、ニモに会って思い出すことができ、父親のマーリンを追いかけます。

マーリンに追いついた瞬間、そこでニモとドリーは漁船の網にかかってしまうのです。一難去ってまた一難と、決して親子が出会えるようには展開しませんから。そこで、一緒に捕まった魚の群と共に網を突き破り、ようやく再会することができるのですね。
何処を見ても感動の親子の再会が待っているのに、なかなか進めない海の中で、運よく親子の対面ができるという幸運のカクレクマノミの親子の物語です。
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