パピとママ映画のblog

最新劇場公開映画の鑑賞のレビューを中心に、DVD、WOWOWの映画の感想などネタバレ有りで記録しています。

赤ずきんの森 ★

2016年08月16日 | DVD作品ーあ行

2000年度のサマーシーズン、新世代ヨーロピアン・ホラーとしてフランスで公開され、本国で大ヒットしたホラー・ノワール。弱冠29歳の新鋭リオネル・デルプランク監督が、ハリウッド産ティーンエイジ・ホラーとは一線を画す妖しい世界を作り出している。
あらすじ:赤ちゃんを出産した少女ケリー・アン。まだ子供ということで赤ちゃんは、養子に出されました。6週間後、ケリーは、神父に連れられてユースクラブのキャンプに他の3人と一緒にバスで行くことになった。キャンプ地は、ソニービーンの森で、昔ソニービーンという人食い一族が住んでた森だったのです。
神父は、翌正午、ブレーンホーム農場で待っていると言い、四人を残してバスで去って行った。そこにケリーの元恋人で赤ちゃんの父親でもあったリーが現れ、四人に合流するのです。夜、赤ん坊の泣き声がするとケリーが言いだす。ケリーとリーは、森の奥に入っていくと、すると洞窟のようなところで人が死んでいて、もう無残な死に方です。洞窟の中に裸の赤ちゃんがいたんですね。ケリーは、赤ちゃんを抱き上げて、リーと一緒にキャンプの場所に戻る。

<感想>怖~ぃ、グリム童話みたいなんだと思って借りてきたら、童話の赤ずきんちゃんとは全く関係のない話でした。原題は「森を散歩しましょう」なんですね。 日本語版のタイトルがね~「赤ずきんの森」そしてパッケージが、もろ赤ずきんちゃんみたいなの。内容の説明も怪奇と幻想を描くって、ソリッド・シチュエーション・メルヘン・スリラーとか長~っ、これも全然ウソです。
森に集まった若者たちや、暗闇にたたずむ古城。怪しげな登場人物などホラー映画定番の設定を巧みに取り入れている。「スクリーム」のようなスピード感あふれる恐怖はないものの、闇の不気味さを際立たせた演出はいいですね。野心家の劇団員を演じたヴァンサン・ルクールが美形だったのが好みでした(笑)
内容は、怪物が近くにいると思った5人が、皆で移動します。そして、移動中、メンバーの中のマークが狼のような化け物に襲われて死に、次にルイーズも襲われ死んでしまいます。
ケリー達は、怪物がいた洞窟の中から赤ん坊の泣き声が聞こえ、ケリーがそこへいってみると本当に赤ちゃんがいたのです。化け物の住処の洞窟に入り化け物が帰って来るのを待って逆襲することにします。

岩を落としたり、逆襲は成功したのですが、化物は夫婦だったのですね、そこにもう一匹現れます。そのもう一匹の化け物に3人は、襲われ、一緒にいった友達は、みな怪物に襲われて死んでしまいますが、唯一、赤ちゃんを助け出した少女ケリー・アンだけが助かって、赤ん坊を抱いて必死になって何とか農場へ逃げてくるのです。
神父さんに森でのことを話しても信じてもらえない。するとそこへも怪物が襲ってきて、2階で赤ちゃんにおっぱいを上げているケリーが、赤ん坊に乳首を噛まれ、ケリーが化物に変身してしまうのです。つまり赤ん坊は化物の子供だったわけで、感染してしまったのですね。そんな馬鹿な、吸血鬼じゃあるまいしね(笑)
神父さんも、ケリーが化物(本当に吸血鬼みたいに歯がにょきっと!怖くないけど)に変身してしまった姿で襲われて死んでしまいます。村には誰もいなくなり、森へケリーが赤ん坊を抱いて帰って行くところで終わるのです。
確かに、狼みたいな怪物がパッケージに見えてる画像が気になりますね。夜の森の中なので、画面が暗くて少しは怖いけれど、最初に襲われた友達のマークのお腹を食いちぎって、ハラワタが飛び出ているのにはぎょっとしましたが、この手は見慣れているので作りものかと(苦笑)それに暗いしはっきりとは見えないので、怖くはありません。
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