ぶらぶら人生

心の呟き

4月の庭 (花水木など)

2010-04-19 | 草花舎の四季
 草花舎の庭の花々も、本格的な春を告げている。
 以下、今日出会った花々を添付しておく。
 今日は、スーザンさんの質問を受けることになっていたのだったが、グラントワのHさんが、スーザンさんに会いたいという若い女性三人を連れてこられたので、その問題に触れることにはならなかった。
 Tちゃんに尋ねて、課題の内容は分かった。
 その一つは、宇佐見英治の詩集「迷路の奥」について。
 もう一つは、<晴れ>と<褻 ケ>について。

 私は若い女性に席を譲り、カウンター席に移った。
 少し遅れてこられたAさんSさんと、整体の話をした。
 野口春哉の「風邪の効用」(ちくま文庫)をAさんから勧められた。

 帰宅後、早速、上記の二冊をアマゾンに注文した。

 Yさんが体調不良とのことで、病院に行かれた。
 多忙が、不調の原因だろうと思う。
 今日の昼食は、私もAさんも、Tちゃん手づくりの韓国風ホットサンドをいただいた。


           花水木

           シロヤマブキ 

           パイナップルセイジ

           ポリジ

           苧環(オダマキ)        

                  

           
     
                      
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ジューンベリーとダンシングクイーン

2010-04-10 | 身辺雑記
 暖かな一日だった。
 喜寿の記念樹<ジューンベリー(正式名は、アメリカザイフリボク)>の花が開いた。
 今朝は、蕾だったのに、午後、庭に出てみると、添付写真のように、なんとも可憐な花弁を開いていた。

 毎年、宅急便クロネコで求めるアマリリスの鉢にも、花がひとつ開いた。
 <ダンシングクイーン>と命名されている。あと二つの蕾がついている。
 写真の後ろ側にある、もう一つの鉢の方は、生育が遅れた。それでも、蕾が一つついている。
 しばらく楽しめそうである。

           ジューンベリー

                  アマリリス(ダンシングクイーン)
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山桜

2010-04-10 | 身辺雑記
 先日、倉嶋厚著『日本の空をみつめて』を読んでいて、若山牧水の歌に出合った。
 過日のブログ<寸感>に、その歌を引用した。
 久しぶりに若山牧水の歌を口ずさみたくなって、蔵書中から牧水関係の本を取り出して読んだ。

 若山牧水の歌集に『山桜の歌』(大正12年5月刊)がある。その中の<山ざくら>の項には、若き日に諳んじた歌が収められている。

    うすべにに葉はいちはやく萌えいでて咲かんとすなり山桜花
    うらうらと照れる光にけぶりあひて咲きしづもれる山ざくら花
    山ざくら散りのこりゐてうす色にくれなゐふふむ葉のいろぞよき

 上記の歌を含む<山ざくら>の歌23首は、<三月末より四月始めにかけ天城山の北麓なる湯ヶ島温泉に遊ぶ。附近の渓より山に山桜甚だ多し。日毎に詠みいでたるを此処にまとめつ>と詞書にあるとおり、湯ヶ島温泉の周辺で詠まれたものである。

 今日、もう一度、山桜の木の下に行ってみた。
 4月6日に見たときには、葉も艶やかで、花も生気に満ちて輝いていた。
 今日見ると、大方の花は散って、<うす色にくれなゐふふむ>葉となっていた。
 無数の花びらにより、地面には点描画が描かれていた。

           4月6日

           4月10日

           4月10日 落花模様

 私は、山桜といえば、<うすべにに葉はいちはやく萌えいで>るものとのみ思っていた。
 若山牧水の歌が、私の山桜像を作り上げていたのだ。
 ところが、昨日、立原正秋の随想「山桜の頃」(日本の名随筆65『桜』所載)に、次の文章があって、私の思い込みの間違いに気づかされた。

 <四月初旬が山桜のさかりである。山桜の葉は赤っぽいのもあれば緑色のもある。花も白、うすくれない、とある。>

 パソコンでも確認して、立原正秋の言葉どおり、山桜には種類がたくさんあることを知った。
 私は添付写真の桜木のみが山桜だと、この年になるまで信じ込んでいたようだ。

 これと類似の信じ込みは、他にもたくさんあるのだろう。
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朝の庭

2010-04-09 | 身辺雑記
 出かける予定のある日には、時間に合わせて支度できるのだが、差し迫った用のない日は、ぐずぐず過ごして、お昼になってしまうことが多い。そうした無為の生活が、決して快くはないのだが、加齢のせいにして、致し方ないことかと思ったりする。
 しかし、そんな日ばかりを重ねると、さすがに気分は晴れやかにならない。

 ところが、今朝はひとりでに体が動いた。
 食前に、草木を眺めながら、家の周りを一巡した。
 庭のいたるところ、雑草の類が、目立ち始めた。
 放置すると、例年のとおり大変なことになりそうだ。
 暖かな朝だし、少しだけ草を抜いておこうと思い立ち、スイバやヨモギなど、大きくなると根を張る草を中心に引き抜いた。ツワブキの枯葉の片付けもして、ゴミ袋(小)の半分ほどの嵩になったとき、作業を中止した。
 
 日を追って、庭が春の賑わいを見せている。
 ハナカイドウ(花海棠)が満開になり、シャガ(著莪)が咲き始めていた。(写真)
 この冬に植えた花海棠は、庭になじんで、申し分のない花を咲かせてくれた。
 著莪は、私の好きな花である。色も形も楚々として。

   ハナカイドウ  シャガ

 
 ギボウシ(擬宝珠)の新芽が伸び始めた。秩序整然と頭を並べていて、お行儀がいい。葉が大きくなり、長い茎が伸びると、どうにも始末の悪い植物なのだが…。
 以前、<これはゼンマイ(薇)?>と眺めた場所に、また新しい芽が伸びていた。なんとも形が面白い。<の>の字、<の>の字の形をし、一株3本ずつがまとまって、計6本。

           ギボウシの新芽

           薇の芽

 
 芍薬や牡丹の花の蕾も少しずつ大きくなってきた。
 美しく咲くために、一日一日、生命を漲らせてゆくに違いない。開花に至るプロセスが楽しみである。
 
           芍薬の蕾

           牡丹の蕾

 チオノドクサの花が終わった跡に、ムスカリの花が四つ、頼りなげに咲いた。
 チオノドクサを植えたとき、紛れ込んだのだろう。
 昨年はわずか一つ咲いただけだったのに、今年は四つに増えた。来年はもっと増えてくれるのかもしれない。
 ムスカリの花が終わったら、施肥をして来春を楽しみにしよう。
 チオノドクサも、ムスカリも、鉢に溢れるほど咲いてくれると嬉しい。

           貧相なムスカリ
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寸感

2010-04-07 | 身辺雑記
 <わが死にしのちの静けき斯(かか)る日にかく頬白鳥(ほほじろ)の啼きつゞくらむ>
 
 倉嶋厚著『日本の空をみつめて』(岩波書店)を拾い読みしていて、若山牧水(1885~1928)の、上記の歌に出合った。
 

 折から、テレビは巨人のコーチ木村拓也氏(37歳)の訃報を伝えており、人の生には終止符の打たれる日が突如訪れること、人それぞれの死後にも、生前の延長線上に時は流れ、ひとりの人間の死とは関わりなく、何事もなかったかのごとく、自然の営みは繰り返されるという、至極当然のことを改めて考えていた。
 そこには、当然、私がこの世に存在しなくなる一瞬への思いもあった。
 
 手入れの行き届かない花壇に、葉牡丹の茎が伸び、その頂に花を咲かせているのを、見るともなく眺めながら。

             葉牡丹の花咲いて 
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おそらく最後の…

2010-04-06 | 身辺雑記
 郵便局へ出かけるついでに、少し遠回りをして、今春最後の桜を見て歩いた。
 桜に限らず、盛りを過ぎたものが、衰えてゆくのは速い。
 
 それでも、今日はまだ、周辺の桜が、美しさの名残りをとどめていた。
 散歩で見かけた他の花も、添付しておこう。


           八重桜

           山桜

            小学校の桜

           公民館の桜

           艶やか過ぎる花 ?

           線路脇のスミレ
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4月の庭 (桜満開)

2010-04-05 | 草花舎の四季
 草花舎の桜も満開になった。
 前庭の桜も、裏庭のそれも。

           前庭の庭

           裏庭の桜

 グミ(茱萸)の花も、満開だった。
 地味で小さな筒状の花が、やがて赤い実となる不思議!

           茱萸の花

 鉢には、鮮やかな白い花と小さく愛らしい青紫の花が、ほほえましく同居していた。

           鉢の花


 今日は、久しぶりにインドネシアから帰られたスーザンさんにお会いした。
 リンガ島は、新しさと古さが、みごとに調和した、すばらしい島だったようだ。
 まさにパラダイスなのだそうだ。
 赤道直下の小さな島での生活は、快適さに慣れきった人にとって、過酷で難儀なものになるのではないかと案じていたのだが…。
 スーザンさんは、島での生活を楽しまれ、お仕事も順調だったようだ。

 今日は、昼食に、韓国風ホットサンドを、Tちゃんに作っていただいた。
 メニューには載っていない、別メニューである。
 Tちゃんは、レシピがなくても、自らが味わった舌を信じて、味を作り出せる人だ。
 おいしい出来映えであった。 
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北浜から土田海岸へ

2010-04-04 | 散歩道
 近くの海まで散歩した。
 国道をそれて、海に伸びる小径を歩いていると、絶え間なく鶯の声が聞こえた。
 今年、初音を聞いたのも、この径である。
 私は、勝手に<鶯の径>と名づけることにした。
 傍の樹上の囀りに誘われて、梢を見上げると、たちまち鳥影は移動する。
 休耕田ばかりなのに、蛙の声も、どこからか聞こえてくる。鄙びた長閑さである。
 スミレの花を見つけ、足を止めた。
 <なにやらゆかし>の思いは、芭蕉の心に似て。

           
              崖のスミレ

           
              今日の北浜

 北浜から土田海岸に向かって、小さな丘を越えた。
          
           
              丘から見た土田海岸

               
         
            海辺近くの草原に咲いていた、小さな花は黄色。
            その色は、キンポウゲの艶やかさに似ていた。
            自分たちだけの地所を守って、群生していた。

 旧国道に向かって坂を上る。
 海原を見下ろすと、海の色がまだらである。
 海面の黒く見えるところには、若布が群生しているのだと教えてくれたのは、今は亡き同級生のMさんだった。一昨年のこの季節だっただろうか?
 海は、今年も季節の色をしている。人界は、いつも同じというわけに行かない。
 それが、春愁を深くする。
 ふと、視界に小船が現れた。若布採りの船である。

          

 <トランペットの丘>まで戻ると、落花し始めた桜の梢の間に、高島がうっすら見えた。      

          
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桜見物 ドライブ 2(維新公園)

2010-04-03 | 身辺雑記
 山口での所用を済ませ、食事の後、維新公園の桜を見に行った。
 この公園の桜に会うのは、初めてであった。
 思いの外、桜木が多く、市民の憩いの場として整備されている。
 土曜日と好天が重なり、公園を訪れる人が多く、樹下に坐し花を楽しむ人たちが幸せそうに見えて心が和んだ。
 私自身、今年も桜に巡り合えたことは、幸せである。
 桜を愛で、樹形の美しいメタセコイアの並木を眺めて、逍遥を楽しんだ。
 思いの外、日差しが強かったらしく、帰宅して気づいたことだが、光線が頬に入り込んでいた。

           

           

           

            
               小鳥二羽も、梢で春を楽しんでいる 

            
               桜とメタセコイア

                   
                 メタセコイアは、季節を問わず美しい
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桜見物 ドライブ 1(徳佐の桜)

2010-04-03 | 身辺雑記
 今日は、山口へ出かける用事があった。
 桜見物を兼ねて、友人の車に乗せてもらい、一緒に桜見物ドライブをした。
 遅速の差はあるけれど、国道九号線の沿線は、折から花の見ごろであった。
 幸い好天にも恵まれ、車窓に流れるさくらを存分楽しんだ。

 途中、徳佐に立ち寄り、桜並木を歩いた。
 古木の多い桜並木の花は、すでに盛りを過ぎていた。
 遅咲きの木の花を、辛うじて楽しむことができた。(写真)
 寒冷地のせいか、他の桜より遅いはずの徳佐の桜が、今年は他より早く咲き、早く散った。不思議なことである。
 開花は、年々の気象条件と微妙に関係があるらしい。

         

         

                  
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