ぶらぶら人生

心の呟き

郵便局のチューリップ

2010-04-01 | 身辺雑記
 郵便局の前に、チューリップが咲いていた。
 用あって訪れる人の目を喜ばせ…。

 野の花と違って、チューリップは、育てる人のやさしさが咲かせる花。
 

           

           

           
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ぜんまい(薇)

2010-04-01 | 身辺雑記
 25年も一所に住みながら、家の横に、蕨の生ずることを知らなかった。羊歯植物が結構多く蔓延ることは気づいていたけれど。
 薇の赤ちゃん。(写真)
 しゃがみこんで、綿毛を着た芽立ちを眺める。
 初めは、蕨かしらと思ったが、この形は薇だろう。

   ぜんまいののの字ばかりの寂光土

 という句を思い出した。
 が、誰の句なのか思い出せない。
 歳時記を調べて、川端茅舎の句だと知る。

 庭のあちこちに春がある。
 春は、<張る>から生じた語であるとか。
 いのちの張る形、息吹の姿は、見るものに力を与えてくれる。    


              
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さくら さくら

2010-04-01 | 身辺雑記
 4月。桜の季節。
 しかし、今日は無情な雨である。
 ただ、風はなく、やさしい雨なのが救いである。

 ようやく海辺の里にも、桜が満開に近くなった。(写真)
 郵便局への往路復路、そこで出会う桜の木の下に立っては、梢を見上げた。ごく平凡な木々だが、花はみな美しい。
 <さくらの花>には、ひらがな書きが似合う。

 さくら さくら 

 私の学んだ、一年生の国語教科書には、

    サクラ    
    サクラ 
    サクラガ
     サイタ

 とういう文が、巻頭に載っていた。
 当時は、平仮名に先立って片仮名を学んだ。

 (4月4日 追記
  さくら さくら と浮かれているうちに、昔、習った教科書の文章まで、勝手に改訂してしまった。正しくは以下の通りである。庚午さんのコメントに感謝して……。

  サイタ サイタ サクラガ サイタ

 昨日、友人に、教科書の覚え違いを平然とブログに書いた話をしたところ、サイタ サイタ の次は、
  コイ コイ シロ コイ
  ススメ ススメ ヘイタイ ススメ
 だったよ、と教えられた。
 人の記憶力のよさに感心する。)

 さくらにまつわる思い出は? と、考えてみても、幼い日、うっとりと眺めたことは思い出せない。美に疎い少女だったのだろうか。
 桜の木といえば、毛虫に怖けたことくらいだ。
 幹は、かくれんぼの隠れ家であったり。

 さくらの美が、こころとかかわりを持つようになったのは、いつ頃からであろう?
 年を経るにつれて、桜の季節になると、あちこちの名所を訪ね、花を愛でてきた。
 近年は年々、心の片隅で、来る年のさくらとの出会いの不確実さに思いを馳せることが多くなった。

 今年は、開花が随分早かった。
 お彼岸のうちに、満開のさくらに遇い、以後の日々、花を目にしない日はない。

 目の前のカレンダーを見上げると、4月の暦も、桜の写真である。
 <高遠城跡公園の桜>である。青空に映える濃いピンク色が美しい。「タカトオコヒガンザクラ」だと、説明が添えてある。
 日本三大桜の名所である、とも書いてある。
 ネットで調べたところ、あとの二つは、弘前公園、吉野山の桜が挙げられるらしい。
 が、名所や名木選びは、人それぞれの出会いと好みで、異なっても不思議はない。
   

          

          
コメント (4)
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