ぶらぶら人生

心の呟き

シャリンバイも…

2008-05-23 | 散歩道
 先日、図書館の生垣に、シャリンバイの花を見て以来、土田の浜に咲くその花を見に出かけたくなっていた。今年も咲いているだろうかと。
 シャリンバイの花が咲く季節と、トベラの花の咲く時期は、ほぼ同じである。

 昨日の朝は、なんだか恋人にでも会いに行くような気分で家を出た。
 今年も、海岸の近くに、シャリンバイは沢山咲いていた。(写真)

 シャリンバイとトベラの花に会いたくて出かけた散歩だったが、そのほかにも、目を楽しませてくれる野草の花はいろいろあった。
 昨年、図鑑で調べたはずの黄色い花の前にしゃがみこみ、その名が思い出せず、記憶の頼りなさを嘆きもした。
 (覚えては忘れる、その繰り返しが、われながら情けない…。)
 しかし、黄色い可憐な花(昨年初めて気づいた、特色のある花)が、今年も、同じ道野辺に咲いている様を眺め、その律儀さに感動もしたのだった。

 (その花の名前は、心にゆとりのあるとき、ブログを過去に遡るか、植物の本を開くかして、もう一度確かめてみるつもりである。)
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海辺に、トベラの花咲いて

2008-05-23 | 散歩道
 昨日の朝、潔く散歩に出かけられたのは、実はトベラの花が気になっていたからである。時期を逸したのではあるまいかと。
 昨年初めて、この花と実の姿を知って以来、好きになった植物である。その木は、海岸の近くでは珍しくない。あり場所は、頭の中に納まっている。

 海辺に近い家の庭、小山の斜面、砂浜の生垣など、いたるところに、トベラの花は盛りであった。(写真)
 白い小さな花は、やがてクリーム色に変色する。遠くから見ると、白というより、淡い黄色の花が咲いたように見える。
 トベラの香はかなり強い。木の近くに行けば、ひとりでに匂ってくる。
 小枝をもらって、持ち帰った。
 帰途、トベラの花は、私の周囲に芳香を放ち続けた。

 目的が果たせて安堵した。怠け者の私でも、見たいものがあれば、厭わず散歩にも出かけられるということのようだ。
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この白い花は?

2008-05-23 | 散歩道
 この白い穂状の花は、棕櫚? (写真)
 葉は、棕櫚のように思えるのだが……。
 
 しかし、歳時記で見た棕櫚の花との類似性はなく、自信がない。
 高い位置に花をつけているので、細かいところまでは見えなにくい。だが、全体の姿は茫洋として、なかなか趣のある花である。
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野草 2 (ツメクサ)

2008-05-23 | 散歩道
 散歩の野道には、詰草の類も咲き満ちていた。
 シロツメクサとアカツメクサがまとまって咲いていると、どこにでもある植物なのに、なかなか愛らしい。

 シロツメクサ(白詰草)は、江戸時代、オランダからガラスの器が送られるとき、破損を防ぐために、詰め物として使われたのだという。詰草の名は、そこから生まれた名前の由。ヨーロッパ原産の、この多年草は、牧草として世界中に広がり、日本でもごくありふれた植物となったようだ。

 植物の本によると、アカツメクサ(赤詰草)の正式名は、ムラサキツメクサ(紫詰草)というらしい。こちらは、明治の初期に、牧草として渡来し、今では野生化して日本全国に分布しているようだ。

 渡来の仕方や時期は異なる白と赤の詰草だが、今ではどちらも、ことさら珍しい植物ではない。むしろ、子供の頃なじんだレンゲ草より、はるかに目に留まりやすい。
 日本の原風景とも言える田園風景の様変わりが、レンゲの減少と無縁ではないのだろう。

 <詰草>のことを調べていて分ったのだが、同音の<爪草>もあるようだ。
 葉が、鳥の爪に似ているところからの命名とか。
 こちらも日本全土に分布する植物らしい。
 特色のある葉や、白い小花に気をつけて、野道を歩くとき、探してみることにしよう。
コメント (2)
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野草 1 (スイバ)

2008-05-23 | 散歩道
 昨日の朝は、久しぶりに戸外を歩いた。
 私が散歩を怠っているうちに、自然の装いは、初夏の風情に変わっていた。

 見事なスイバの群生があちこちに見られた。
 毎年のことだが、この野草の花色に心惹かれる。小さな花を多数つけ、まとまって垂直に立っている。
 この色も形も、スイバ独特のもである。

 この日、もう一つ、珍しい光景にあった。
 道野辺のスイバを遠くから眺めていると、そこだけ風もないのに揺れ動いている。はて? と不思議に思いながら近づいてみると、群雀が、しきりに花をつついて揺らしているのであった。
 スイバの小さな花と雀。その取り合わせを面白いと思った。
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