ぶらぶら人生

心の呟き

ヤマボウシの花、ひとつ咲く

2008-05-18 | 身辺雑記
 今日、隣家の人と、わが家のヤマボウシの木を眺めていた。
 <やたらに葉は茂るけれど、花は咲かない>と、かこちながら。
 ヤマボウシに限らず、庭の木々は艶やかに茂っている。
 施肥のことは庭師に任せているので、栄養には事欠かないのだろう。

 「あれは?」
 と指さされて、梢を見上げると、薄緑色のものが見える。
 「花?」
 と、いぶかりつつも、あるいは花かもしれないと、心を躍らせる。
 脚立を持ち出して、あがってみた。
 間違いなく花であった。(写真)
 小ぶりだが、花であることには違いない。
 それも、わずかに一つ。

 還暦の祝いに植えた木に、花の咲かないことを残念に思っていた。
 その私への、ささやかなプレゼントなのかもしれない。
 見事な花が咲き満ちることは望まない。
 ただ来年も、ささやかな幸せのしるしのように、一つ二つの花をつけてくれると嬉しいのだが……。 
コメント
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