ぶらぶら人生

心の呟き

5月を迎えて

2008-05-01 | 身辺雑記
 今日から5月。
 朝、各部屋のカレンダーをめくった。

 パソコンの目の前にある、月ごとのカレンダーには、見慣れない花をつけた街路樹の写真が添えられている。
 見知らぬ土地の見知らぬ花である。
 綺麗な花だなと思いながら、立ち上がって、その説明を読んだ。

 <花の都 プレトリア(ツワネ)/南アフリカ>
 とあり、標高1400メートルの高地に咲く、ジャカランダの木で、この時期、一斉に紫色の花を咲かせるのだと、説明がついている。この街の人々は、日本人が桜を待つように、この花の開花を待ち望むのだ、とも。
 見事な枝ぶりの木である。道を挟んで植えられた並木が、道を覆い尽くすように枝を伸ばし、紫(というより赤紫)の花をつけている。

 プレトリアという街を地図で確認した。
 南アフリカの最南端、南アフリカ共和国にある街だと知った。
 ジャカランダについては、ネットで調べてみた。苗木の紹介が多かった中に、
 <紫色の美しい花を咲かせる世界三大花木の一つで、「熱帯の桜」とも呼ばれる。>といった説明がしてあった。
 (世界三大花木とは、他に何が加わるのだろう?)

 これからひと月、ジャカランダの花を眺めて、パソコンに向かうことになる。

 (写真 さすがに5月、散歩の途中で見かける桜樹は、もうすっかり葉桜となっている。ところがよく見ると、数輪の花の咲いた木があった。花にも、随分、晩生のものがあるらしい。)
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40余年ぶりの来訪者 

2008-05-01 | 身辺雑記

 遠い過去に交わりのあった人に、ふと人が会いたくなるのは、どんな時なのだろう?

 長い間、連絡が途切れ、記憶の外にあった知己から、40余年ぶりに会いたいと連絡があり、昨日、街で会ってきた。
 当時15歳の少女だった知己に、昔の面影は全くなかった。街ですれ違うような遇い方だったら、まず気づきもしなかっただろう。
 日時と場所を決めて会ったのに、その名を聞くまでは確信が持てなかった。

 口数が少なく、どちらかといえば大人しかった少女は、60歳に近い年齢になり、物怖じする様子もなく、実に堂々としていた。体躯には、スポーツの得意だった面影が残っていた。背が高く、骨格がしかっりして、姿勢がいい。

 とにかく遠い昔を思い出すと懐かしさが募り、是非会いたくなったのだという。もう孫も誕生し、ふっと過去をふり返るゆとりが生じたということであろうか。
 現在、住んでいる宇部から、わざわざ尋ねてくれた人と、思い出話は尽きなかった。遠い昔、ゆかりのあった人達が話題となり、予定の5時間はすぐ過ぎてしまった。40余年の空白は、まるでなかったかのようであった。

 知己の故里である津和野という町の、人々と空気をも、懐かしく思い出すひと時であった。

 (写真 わが家の庭に咲いたシャガ。今日のブログにふさわしい花、と思うのは私の勝手な思い込みであろうか。)

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