「ゆわさる別室 」の別室

日々BGMな音楽付き見聞録(現在たれぱんだとキイロイトリ暴走中)~sulphurous monkeys~

20180503

2018-05-03 | 矮小布団圧縮袋

〇(先月の出張時の特急に乗るキイロイトリ)
 どうも強風で突然雨になったりと、やや空も荒れ気味。午前中に掃除機をかけて洗濯物を干し、午後は来週の準備のために少し会社のデスクに寄って、少し入力もする。明日の予定のしたくもしつつ。

 BGM:Darkest Hour(邦題:ウィンストン・チャーチル)音楽:Dario Marianelli
 夕方、帰りに寄って見てきた。特殊メイクがニュースになっていたがゲイリー・オールドマンは確かにこういうのがうまい。いかにもイギリスのドラマとか映画らしく職人仕事的に地味なようでいてぐいぐいじわじわと舞台劇のように攻めてくる。
 ダンケルクの方の映画もこないだあったし、歴史を後から振り返って見るとその後の結果を知っているから落ちついて見られるものの、その歴史の現在進行形の最中にあって先が見えない中の1940年頃の人々にとっては悲愴な話である。だから面白いけれどもこの憎らしさと子どもっぽさと愛嬌と機転と皮肉のミックスが半分怖い。いや、後半のそういうふうにひょいひょい行っちゃう展開を見ていると、第二次世界大戦だろうが何だろうが歴史上の戦争は基本的にアニメやゲームと変わらんような極めて大人げない衝突と支配欲で、大量虐殺的な地球上の人口削減になっていくのねと思いをはせる。21世紀の現代の方はさらに進んだポピュリズムとかプロパガンダとか、逆手にとって悪用してたりするような流れもあるからな。たまたま憲法記念日の日に見たからというわけではないが、この映画がなぜ今イギリスで作られるのだろうか、ある種の国連とかEUとか何かへの諷刺なのか、こういうものはユーモアとして見られているのか、あるいは誰かが利用したりするのかな、などということもふと考えていたりするのだった。(20180503)
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