○唐津市内の町並みと建築物を歩く旅 その6
こちらも定番のコースながら、ちゃんと見に来たのは初めての旧唐津銀行〔明治45年(1912)〕。得意の赤煉瓦(大島小太郎依頼→辰野金吾→設計田中実)
今年3月に改修後リニューアル公開された。ホールはイベント会場として利用されたりしていて、随分観光拠点として整備されてる感じがする。(キイロイトリも中に入ってみました。)日曜で唐津うまか博の会場のすぐそばなので、見学者もわりと多かったかも。
こういう施設の整備によって「まちづくり」の運動も進められているらしいのだが、町並み全体を保存して整備するというのは実は大変難しいことなのかもしれない、と思われるような光景を、歩いていて時々見かけた。
例えば、旧唐津銀行の斜め向かい側にある石井質店は昭和初期頃の建築とみられるが、一階部分が店舗らしい。
こういう場所が商店街のあちこちにあるのだけど、それらが全部手をかけて修理保存されているというわけではないよう。それ以上に、かなり以前から閉まっている雰囲気の場所とか、さらに荒れている模様の一角もあったり。唐津は戦時中の空襲を受けなかった珍しく貴重な町並みだというし、路地の幅や区画も残っているので、こういうのも全体的に相当な規模で保存できたらすごいんだろうなと思うのだが、やはりいろいろ大変なのではないかと思う。どんなもんなんでしょうね。
本日のBGM:
太平記 第44回 「下剋上」 (チャンネル銀河 12/15 21:00~)
尊氏「仏の絵を描く」って、そういえば北条高時も言ってた。長い話が、前半からそうつながってたんだ…あああ(((( ;゜Д゜)))ガクブル
このシーンとか、後半部の混沌で真田広之が時々ふっと一瞬見せる何か退廃美みたいな感じがじわじわっと来て、いいのである。
毛利元就 第44回 「銀に踊る」 (22:00~)
2時間連続で濃ゆすぎる高嶋兄弟二本立て(足利直義・尼子晴久)。尼子晴久急死の謀殺説。国久(清水紘治)生前から強烈だった岩崎ひろみが禍々しいインパクトで、意外なところで息子の義久がかなり若い時の中村獅堂だったりする。この番組結構当時のオールスターキャスト的ではあるのね。(20111215)