Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

ルロイ・アンダーソンの「ラッパ吹きの休日」や「タイプライター」など聴きながら、三枚町から西谷まで歩く

2011-03-10 06:01:00 | 古典~現代音楽北アメリカ編
昨日は、三枚町から西谷駅まで歩きました。
途中聴いたのは、1908年生まれのアンダーソンの作品。
マサチューセッツ州で生まれた彼は、幼い頃から母からピアノを習い、
ハーヴァード大学に入学し、作曲をピストンなどに学び、
ニューイングランド音楽院にも通ったということである。
1938年アーサー・フィードラの目に止まり、
優れたオーケストレーションの能力を評価され、
「ジャズ・レガート」を作曲し、これお評価を得た。
その後軍役を終えて、「シンコペーテッド・クロック」を作曲し、
注目され、作曲活動を本格的に始めたようである。
聴いたCDはモーリス・アブラヴァネル指揮、ユタ交響楽団の演奏による。
CDには15曲おさめられており、どの曲も聴いていて楽しいものばかりだが、
今回はその中で代表的な3曲だけをあげておく。

「ラッパ吹きの休日」は、1954年に作曲された。
3本のトランペットが軽快に旋律を奏でるこの曲は、
冒頭に奏された旋律が変形されながら曲は展開され、
最後も華やかさの中で、明るく終わる。
「シンコペーテッド・クロック」は、1945年に作曲された。
ウッド・ブロックが時計の音を模倣し、
その上でロマンティックな旋律を奏でていく。
中間部では時計のベルの音が鳴り、
再び冒頭の部分が繰り返されて終わる楽しい曲である。
「タイプライター」は、1950年に作曲された。
忙しい仕事を思わせるような駆け抜けるような弦楽器の上で、
当時活躍したタイプライターの機械音が叩かれていく、
とてもユニークで、発想の豊かさを感じさせる曲である。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする