Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

ソラージュの「煙をくすべる者」を聴きながら、三枚町から星川まで歩く

2009-12-10 05:53:14 | 中世・ルネサンス音楽声楽曲・合唱曲編
昨日は三枚町から星川まで歩きました。
途中聴いたのは14世紀後半に活躍したソラージュの作品。
10曲ほどのシャンソンが残されている彼に関する情報は、
ベリー公ジャンの宮廷で活躍していたらしいことしかわかっていない。
今回聴いたCDはデイヴィッド・マンロウ指揮、
ロンドン古楽コンソートの演奏による。
「煙をくすべる者」は、3声よるロンドーで、
煙を吸って過ごすグループを描いた曲であるが、
収められているCDの歌詞ではアヘンと書いてある。
もちろん、大航海時代に入っていないから、
この時期に煙といったら煙草はありえない。
マルコポーロの「世界の記述(東方見聞録)」には、
ハサン=ビン=サバーのところにはハッサシンの話が出てくる。
だから、この時代にあへんといわれればわからなくもない。
もくもくと煙をふかしながらもくもくとものを考えるという
そのもくもくとした感じも音楽を聴いていると分かる。
複雑なリズムと大胆な和声が奇妙な感じを生み出している。
中世音楽とはいえ、その音楽の手法は大胆で面白い。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする