Mars&Jupiter

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ヨハンネス・チコニアの「一匹の彪が(Una panthera)」を聴きながら、西谷から三枚町まで歩く

2009-12-19 06:21:09 | 中世・ルネサンス音楽声楽曲・合唱曲編
昨日は西谷駅から三枚町まで歩きました。
途中聴いたのは、1335年頃生まれたチコニアの作品。
とはいえ、最近では1373年生まれが有力視されているようだ。
リエージュ生まれの彼は、アヴィニョンや北イタリアで活躍した。
アルス・ノヴァと14世紀のイタリア音楽の要素を融合させた作品を残し、
晩年は聖アントニオ大聖堂のカントルを務めたようである。
今回聴いたCDはトマス・ビンクレー指揮、
ルネサンス合奏団の演奏によるものである。
「一匹の彪が(Una panthera)」は、3声による作品のようで、
CDではメゾ・ソプラノとテノール、フィードルで演奏される。
軽快なリズムで歌われるメゾ・ソプラノとテノールの歌は、
イタリア音楽らしい華やかさを持ちつつも、
アルス・ノヴァの持つ独特なポリフォニック的な部分は、
技巧的な部分は後半に特に感じられ、なかなか興味深い作品である。
コメント
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