Mars&Jupiter

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松村貞三の交響曲(交響曲第1番)を聴きながら、二俣川から弥生台まで歩く

2008-11-18 06:05:43 | 古典~現代音楽日本編
昨日は二俣川から弥生台駅まで歩きました。
途中聴いたのは1929年生まれの松村貞三の作品。
彼の略歴については器楽曲・室内楽曲編で触れたので省略する。
交響曲(交響曲第1番)は、1953年作曲された。
新日本フィルハーモニー交響楽団から委嘱を受けて作曲された。
第一楽章は、冒頭から激しい音楽が展開される。
強烈なリズムとぶつかりあう音の塊、間の置かれた静寂な空間、
そしてオスティナート的な音楽は聴き手に強烈な印象を与える。
ダイナミックであり、かつエネルギッシュな音は、
生命を与えられたかのように自由自在に動き回る。
最後は静寂の中、ハープが神秘的な音を奏でる。
第ニ楽章は、その神秘的なハープの伴奏から始まり、
フルート・ソロが抒情的な旋律を吹く。
弦楽器は揺れる風の音を表現しているかのようである。
そのあと、弦楽器中心に対位法風な音楽を奏で、
その後管楽器中心のおだやかな音楽が展開される。
第三楽章は、クラリネット・ソロに始まる管楽器群により
旋律が繰り返され、やがて弦楽器に引き継がれ、
管楽器も加わり、一時的な盛り上がりをみせ、
ピアノによりこの音型は際限なく繰り返される。
やがて金管楽器が加わり、繰り返される音型は、
他の楽器に引き継がれながら、大きなうねりとなっていく。
オスティナート的で、そして生命力を感じる曲である。
最後は鐘の音だけが繰り返され、短いトゥッティで終わる。
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