Mars&Jupiter

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ヤン・ヴァーツラフ・ヴィオジーシェクの交響曲ニ長調作品24とnish(ニッシュ)

2008-11-13 06:47:19 | 古典~現代音楽チェコ編
昨日はウォーキングを休みました。
夜は横浜のnish(ニッシュ)で食事。
ここのチョップサラダはおいしいし、ドレッシングがいい。
かぼちゃのミルクニョッキもおいしかったのである。
今回とりあげるのは1791年生まれのヴィオジーシェクの交響曲。
ヴィオジーシェクはボヘミアのヴァムベルクに生まれ、
プラハ大学で哲学や美学を学び、1813年からウィーンに移り住んだ。
フンメルに師事し、ピアニスト兼作曲家として活躍した。
ベートーヴェンにも称賛され、宮廷オルガニストとして、
活躍したが、肺結核を患い、34歳の若さで亡くなった。
チェコの作曲家として活動した彼が残した交響曲は、
1823年に作曲した交響曲ニ長調作品24しかない。

第一楽章アレグロ・コン・ブリオは、明快な曲で、
ベートーヴェン的な力強い音楽が展開される。
古典的な様式美を持ちながらも、劇的で、
ロマン的で、素朴な感じでもあり、終わり方も爽快である。
第二楽章アンダンテは、悲しみに満ちたような曲想で始まる。
そのあと、おだやかで、牧歌的な音楽となるが、
中間部には情熱的になり、その後再びおだやかな音楽に戻る。
第三楽章アレグロ・マ・ノン・トロッポは三部形式で
スケルツォの部分の荒々しいところがチェコ的で、
彼らしい独特なところがある。
中間部のトリオは田園的でのんびりとしている。
最後は荒々しい舞踏的な最初の旋律が登場する。
第四楽章アレグロ・コン・ブリオは、
フィナーレ楽章らしく、力強く軽快な音楽である。
ベートーヴェンからシューベルトの間の時期の音楽である。
そんなウィーン的な部分も感じさせる楽章は、
最後華々しく、颯爽と終わる。
コメント
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