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Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

グノーの交響曲第2番を聴きながら旧東海道を少し歩く

2007-04-08 23:13:48 | 古典~現代音楽フランス編
今日は横浜から二俣川まで歩く。
2時間余りの道のりであった。

そのうち、自由が丘あたりまで歩いて見ようかと、
新たな野望に燃える自分であった。

今日聴いた曲はグノーの交響曲第1番と第2番。
第1番は何も言われないとドイツの作曲家と思えるような、
ハイドン・モーツァルトに似たスタイルで書かれている。

交響曲第2番は第1番に比べるとフランスらしく、
第2楽章なんかはロマンティックな雰囲気である。
第3楽章は最初の弦が奏でる部分はともかく
そのあとの管楽器などが中心に出てくる箇所は、
サン・サーンスの交響曲第2番の第3楽章に似ている。

どちらもほぼ同じ時期に書かれているが、
この類似性はどうしてだろうと思ったりもする。

さて、ふだん歩いていても気づかなかったことに今日気づいた。
横浜から環状1号線に平行した道を最近歩いているのだが、
浅間町のあたりの道の下をみるとプレートに「旧東海道」と書いてあり、
さらにその先を進むと「追分」の表示がある。

いつも私はこの追分のところを右に行き、16号線に出るのだが、
その右の道は八王子道で、追分はその起点となっていることが分かった。
ちなみにそのまま天王町駅の方向に向かう道は旧東海道である。

こんなこともあるもんで、何も知らないで今まで歩いていた。
だからどうという問題ではないが、
こんな時にイメージするのは、
昔の時代の人々がこの追分の地点で何を感じたかである。

多くの人たちが歩くしかなかった昔の時代に、
旅行や行商などいろいろあっただろうが、
どんな思いでこの場に着いたのか、
また出発したのかを想像するのはおもしろい。
多くの人は今この場所を自動車などで通過するだけなのだが、
昔は特別な意味が込められていたような気がしてならないのである。

サン・サーンスの交響曲第1番のちょっとした謎

2007-04-08 06:38:40 | 古典~現代音楽フランス編
昨日は二俣川から瀬谷まで歩く。
買い物のついでに歩こうと思ったのである。

昨日は自分のホームページ作りに専念した。
バイエルンのシャリヴァリとしてかつておこなわれた
ハーバーフェルトトライベンについても紹介ページを加えた。

3月31日にホームページを立ち上げたが、
今のところは多くのページは作成途中です。
気長に取り組んでいこうと思っているのです。

今日聴いた曲はサン・サーンスの交響曲第1番である。
交響曲第1番は若い時の作品ではあるが魅力ある作品で、
第1楽章を聴いているとメユールなどに代表される
フランス交響曲のスタイルがしっかり受け継がれている気がする。
高校生の時第2番と一緒になった輸入盤を2000円くらいで買ったが、
今やその値段で交響曲全集どころか他の協奏曲まで含めて買えてしまう。
とんでもない時代になったようだ。

第1楽章はドイツの交響曲っぽく始まるが、
第2楽章以降はフランスの音楽だなあと思わせる。

この曲は初演時はドイツの無名な作曲家によるものと紹介されたらしい。
交響曲といえば、フランスの音楽界の中ではドイツ人の手によるものが好評で、
フランス人の作曲家によるものはなかなか演奏させてもらえなかったらしい。

この曲の作曲家が後にサン・サーンスであることがわかると、
グノーやベルリオーズから賞賛を受けたというのだ。

ところで、マルティノンが指揮する盤は、
第4楽章の最後にハープが加わって華麗さを演出する。
しかし、他の盤(プレートル、アンゲロフなど)では加わらずに終わる。
演奏に使用している版がハープなしなのか、
ハープを加えるだけの予算がないので省いているのかは謎である。
でも1回マルティノンの演奏を聴いてしまうと
なぜかこれらのハープなしの演奏に
物足りなさを感じてしまうのは私だけだろうか?