そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

「ヒショウタイ」は北朝鮮に対しての卑語である

2019-07-25 | 集団的自衛権

北朝鮮は今日(25日)東部の元山付近から日本海に向け飛翔体を2発を発射した。飛行距離は、トランプが容認する範囲の短いものであった。飛翔体は政府の使う言葉であるが、日本の報道は一斉に飛翔体、ヒショウタイと表現する。
北朝鮮が発射したのは短距離弾道ミサイルである。韓国軍によれこの2発は新型弾道ミサイルは、430キロと690キロ飛んだ新型であるとのことである。8月に予定される米韓合同軍事演習に対しての金正恩の誇示であろう。
しかしながら、北朝鮮がミサイルを発射すると通常では使われない、「飛翔体」という言葉を使う。よくはわからないが空飛んでいるものという表現か、あるいはミサイルと認めたくないがミサイルであろうというぎりぎりの表現なのであろうか。
政府安倍晋三一派にとって、北朝鮮の危機は必須である。北朝鮮は危険な存在でなければならない。北朝鮮が危険であるから、イージスアショアをごり押しで二基も設置する。地元の誰も賛成しない厄介施設を作る金があるなら、北朝鮮の飢える人たちに食料を送るか、何らかの経済支援に振り向けるなり、人道的な対応も可能であろう。
そんなことをすれば、日本を軍事国家に向けて改造が出来なくなる。大量の兵器を買い集団的自衛権の必要性をとくためには、世界の最貧困国家であるがこんなもの造ったという表現として、ヒショウタイなどという言葉を使うのである。これは実質卑語である。北朝鮮を見下ろす、こうした表現を行っている限り、民族として最も近い韓国民との溝は埋まらない。
コメント (1)
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