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そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

あぁ、どこまで続く再稼働。。。

2015-12-23 | 原発と再生可能エネルギー
福井県知事が高浜町の原発再稼働の要請を、「フムフム」と聞いて再稼働用にに踏み切った。出来の悪い三文芝居である。それに先立ち国は原発事故が起きたら全面的に面倒みると知事に言いに来ている。
嘘である。福島原発事故の現状を見ればよく解かる。事故処理しているかに見えるが、いずれもアリバイ工作のようなもので、都合の悪い現実は全く知らぬ半兵衛を組め込んでいる。
事故後5年にもなろうかという頃になって、ようやく放射能の拡散は3号機の爆発だったと東電が認めた。それまではまるで民主党政権の対処が拙かったような報道を繰り返している。菅首相の告発はどうなったのかよく解からないが、些末な責任の擦り合い詰り合いである。
どのように説明しようが、責任を取らされるのは国民である。家を追われ家畜を殺され財産をなくし、甲状腺がんなどに怯えるのは国民である。

福井県知事は昨日(22日)高浜原発再稼働に合意すると発表した。原発を抱える自治体はどこも、再稼働容認のタイミングを探っているだけである。国民のことなど考えてはいない。川内原発も大洲原発も同じ構図である。
弱小自治体に、再稼働容認るいは要請をさせるように仕向けて、国に責任を取らせるというようなポーズを見せながら、原発を抱える知事の再稼働のお言葉を待っているのである。
国民のことを考えていない典型は、現在再稼働停止の福井地裁の判決を受けて控訴結果を待っている高浜原発である。30キロ圏内には福井県人は5万4千人であるのに対して、京都府民は12万5千人もいるのに何の同意もいらない。更には事故が起きると西風の吹くこの国では、滋賀県の方が被害が大きくなる可能性がある。福島原発で遠く離れた飯館村が思わぬ事故に遭って、廃村の憂き目に遭っていることを見ればよく解かるが、全く教訓化されていない。
福島原発で現在行われている放射能汚染水遮断工事は、ことごとく失敗している。報道は単発的に対処する方法がされているが、結果はすべて失敗している。ほどなく小賢しい屁理屈を並べて、海への廃棄が始まることになる。国は環境のことも国民のことも考えていないし、関心などを持った対処などしていないのである。安倍政権は再稼働の方策しかしか考えていないのである。
コメント (2)
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