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そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

イギリスで口蹄疫また発生

2007-09-13 | 獣医師

先月8月4日にイギリスで、口蹄疫の発生がありその時は2件の発生で終わった。先週9月7日に終息宣言が公式に出されて、ちょうど1週間目である。その時のことについては、本ブログの8月4日参照ください。http://okaiken.blog.ocn.ne.jp/060607/cat6087453/index.html

先月の口蹄疫の発生はどうやら、初発農家に隣接する、政府の家畜の実験場(研究所)から、口蹄疫ウイルスが漏Fmd_in_uk05出  したようである。それをほぼ特定しての終息宣言だっただけに、政府機関は8000万ポンドの支出以上に大きなダメージを受けている。

今回の発生も、わずか一軒でしかも明確な症状もなく、検査結果で判定されたのである。先月の発生農家から、わずか10キロしか離れていない。同じウイルスであるか、伝搬したかの証明はできないが、これまでの経過とウイルスの特性から考えると、先月発生農家から伝搬したものと思われNfandm113bigる。

先月は、ブラウン首相が就任した直後の発生であった。相当勢い込んで対策に当ったのであるが、今回の発生はショックは隠せない。EUの10月半ばには、イギリスからの輸入解禁を打ち出したところでもあった。

口蹄疫は、人には感染することがないが、相当伝搬力が強く今回の発生に限らず、どこの国でも同居牛はすべて処分されることになっている。周辺の、家畜の移動は禁止され、人々の移動も相当制限される。それでいての再発である。

日本は、BSE以後イギリスでから牛肉は輸入してはいないが、海外から食料を輸入するといことはこのような危険な環境も、容認すると言うことでもある。

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