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そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

あれから6年・・・今BSEは

2007-09-10 | ゲノム編集

日本で、BSEの初発牛が見つかって今日で6年経つ。一般の人はすっかり、BSEのことを忘れた感がある。それは、 とりもなおさず日本の対策が、一応の成果を見せているとことを物語っていると言える。

日本のとった対策とは、全頭検査と牛の個体履歴の確立である。今では日本中の牛が、耳に黄色いタグを付け即座Photo_162に、日本全国どこからでも何処のなんという牛か特定できるようになった。全頭検査も、多少の問題を残しながらも、すべての府県で実施されている。

BSEの病態は依然として、詳細のことが判明されていない。給与された餌から異常プリオンが発見されていない。生命体でない、異常プリオンがどのようにして増殖するのか、どのようにして脳、脊髄に移行するのか全く解明されていない。つまり、何歳以下が安全かも解明されてもいないのである。

あるお抱え学者たちは、危険部位を除去すればほとんど安全で検査する必要などないとまで言いだしている。これは、アメリカ産牛肉の輸入容認への布石である。日本の全頭検査は無意味であって、20か月以下は無用としている。

航空機事故より少ない確率などと、全く異なる事態を並列して論じてもいる。航空機事故は発生するとその原因が特定できる。ボルトの締め忘れとか、乱気流とか、エンジンの故障であるとか特定できるものである。原因を探り見つけだすことで、対策が取れるのである。

ところが、BSEは原因が特定されていない。発病と病理結果が解明されているだけなのである。たとえ航空機事故より低い確率であっても、予防への対策が取れないのである。

政府お抱えの御用学者たちは、確率論を持ち出してアメリカ産牛肉輸入容認を前提とした、全頭検査無用論を主張しているのである。日本の全頭検査も不要で、経費の無駄遣いと主張する始末である。

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