goo blog サービス終了のお知らせ 

そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

アメリカのノルドストリーム天然ガスパイプ破壊の可能性、十分あるだろう

2023-03-19 | プーチン
ピューリツア賞を受賞したシーモア・ハーシュ記者が、『アメリカがロシア産天然ガスを欧州に送るパイプライン「ノルドストリーム」を、2022年9月26日大統領の命令で、米海軍「ダイビング救助センター」の「熟練の深海潜水士たち」が仕掛けたC4爆薬により爆破した』と、いう報告を自らのブログに報告した。
ハーシュ記者はベトナム戦争時、ソンミムラ虐殺事件(1968年3月16日)をスクープし、ピューリツア賞を受賞した人物で、『ヨーロッパが安価な天然ガスのパイプラインに依存し続ける限り、ワシントンは、ドイツのような国が、ロシアを打ち負かすために必要な資金と武器をウクライナに提供することに消極的であると恐れていた』ためと、ブログに記載している。
ロシアが負ければ、ドイツに限らずヨーロッパ各国は安価な天然ガスの入手が困難になり、ウクライナ支援を中書するというのである。十分ありうる情報ではある。アメリカは否定している。
ガサネタの可能性は十分あるし、ロシアが仕掛けた可能性だってあるし、ロシアがハーシュ記者を使った陽動作戦の可能性もある。
しかし、西側のメディアが一斉に沈黙しているところを見れば、事実の可能性の方が高いと言わざるを得ない。アメリカには十分にこの類の前歴が山ほどある。今日は20年前にインチキ情報でイラクに攻め入って、世界を混乱させた記念の日である。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ロシアは皇帝のいる国家、領土拡大で存続してきた

2023-03-15 | プーチン
ロシアは18世紀以来60回を超す国家間戦争を繰り返している。その間、ロマノフ王朝体制、社会主義体制、大統領体制(議会体制)と全く異なる社会構造であるにも拘らず、子細に見ると領土拡大という全く同じことを繰り返す、国家・民族である。領土拡大が国家の安全保障になるとばかりに、侵略、戦争を繰り返す。
そしてどの戦争も戦術が甘いのか、指揮官が劣悪なのか特に地域戦争には殆ど勝利したことがない。ナポレオンやナチに勝利したかに見えるが、冬将軍や同盟国の支援の下で勝利である。先の第二次世界大戦でも、ロシアは2600万人もの犠牲者を出している。敗戦国日本の8倍である。
そこにはロシア戦争の背景に、これだけ体制が変わっても”領土”への飽くなき執着がある。クリミア半島と黒海周辺は、エカテリーナがオスマントルコから奪ったもので、ほんの150年ほど前のことである。
安倍晋三が、プーチンと真剣に領土問題を交渉していることを、欧米のメディアは信じていなかった。そして多くの予想通りに終わっている。3000億円超の資金援助して、現状のままで安倍は引き下がって、これで一件落着している。日本国内の報道はないが、どの国もプーチンは一ミリも日本の言うことなど聞くはずがないと思っている。現実のそうなった。
プーチンが繰り返す、偉大なロシア民族と民族主義を掲げるなら、ブリアートなど東洋系民族の独立を認め領土も彼らに返還するべきである。民族主義や宗教も、スラブやロシア正教以外には認められない、狭量な思想でしかない。
領土拡大の国家の欲望や経済に代わって、民族や宗教の誇りや威信を前面にプーチンは掲げているが、侵略される方にとってはどちらでも同じことである。ネオナチが侵略の根拠に引っ張り出すのも言いがかり以外のものでない。
社会体制が変わっても、ロシア民族は皇帝もしくは超権力者、独裁者が、強権的に支配してくれることを望んでいるのである。手間暇がかかる民主体制、議会制は民族性には馴染まない。ロシアはゴルバチョフもエリチンももどかしく思ったのだろう。大量殺りくを繰り返しても、言論弾圧で封じ込めても、プーチンは帝王としてお好みなのである。
国境を越えて領土を自国にものにするために、人を殺すのも領土拡大の民族性と指摘されても反論の根拠もない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ロシアにも言い分があるという知ったかぶりの似非論理

2023-02-24 | プーチン

国連総会はロシアのウクライナからの即時撤退を圧倒的多数で決めたが、オランダ代表の言葉が残る。「ロシアが戦闘を止めれば戦争は終わる。ウクライナが戦闘を止めれば国が消滅する」という言葉が、全てを語ってくれている。

NATOの東方拡大のため、主要国首脳会議にロシアを取り込んだのはクリントンのアメリカである。この間にもチェチェン、南オセチア(ジョージア)紛争をプーチンは武力で抑え込んでいだ。
ロシアをクリミアの武力併合に抗議しG7に戻し参加資格停止状況にしたのは、アメリカである。ロシアは首脳国会議の参加資格停止を受けたままであるが、少なくともプーチンは復帰の気はない。チェチェンや南オセチアグルジア
G8にロシアを留め置いていれば、クリミアやがてウクライナの紛争はなかっただろうという論理は成り立つとは思えない。。
どうやらアメリカが、『ロシア産天然ガスを欧州に送るパイプライン「ノルドストリーム」が、バイデン大統領の命令で、米海軍「ダイビング救助センター」の「熟練の深海潜水士たち」が仕掛けたC4爆薬により爆破された』らしいのである。昨年(2022年)9月26日のことであるが、ロシアの資金援助になる天然ガスの供給を止めるためであるが、アメリカがやりそうなことではある。
アメリカに石油を止められたから、太平洋戦争に踏み切った。戦争の原因はアメリカにあるという論理を容認しない。開戦の理由などどこにでも転がっている。
プーチンを擁護する人たちが、知ったかぶりした擁護論を展開する。ウクライナのネオナチの存在や核開発などはほとんど存在しないへ理屈であったし、
プーチンの核恫喝は、原発占拠によって現実味を増す。
非人道的な兵戦闘員の市民への虐殺の事実は覆い隠すことができない。プーチンの支持率が70%のロシア側の報道や情報などが、真実かどうかも疑わしいと考えざるを得ない。
例え軍事力により制圧が成功したところで、ウクライナ国民の多くがロシアを敬愛し従うようになるとは思えない。
この戦争はプーチンの退場でしか解決されない。政権内での交代か暴力的な結末かわからないが、プーチンの退場でしか終わることがない。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トルコ大震災の死者は5万人であるが、人災のウクライナ戦争はその数倍の死者である

2023-02-24 | プーチン

ロシアのウクライナ侵略から今日で一年経った。ロシアの軍事進攻を懸命に理解しようとする人たちも日本に存在する。
しかしながらどのように擁護しようとも、戦争が殺人行為であることには間違いがない。ウクライナ軍は、ロシア軍の死者を1月末で13万7780人としている。その一方ウクライナ軍の兵士の死者数は1万~1万3千人と述べている。
ロシアのメディアの発表でも、ロシア兵の死者1万人、ウクライナは5万人という程度である。
戦死者数の食い違いは余りにも大きいが、両国合わせて戦死者は10~25万人に及んでいるものと思われる。現在トルコシリア大地震の死者数は5万人を越え悲惨な現状であるが、これは天災である。翻って、ロシアのウクライナ侵略はこの数倍であるが、これは人災である。いかに戦争が愚かな行為あるかが解るというものである。しかも戦争は現在進行形である。

今日国連は総会(193カ国)で、緊急特別会議を開き、ロシアに対し即時ウクライナ侵攻の停止と撤退を求める決議を行った。賛成国142か国、反対国7,棄権国37であった。
反対国が僅か7カ国に留まったことはとても大きな意味を持つ。プーチンが敵国と繰り返す西側だけが、反対しているのではないことが鮮明である。ロシアに正常な民主主義が機能していれば、プーチンは失脚するはずである。  
ロシアは、2月か3月に大々的に攻勢に出るとの情報もある。こうした国際的な状況に加えて、国内で愛国心だけで戦争を正当化するには限度がある。
戦闘員の量も質も相当厳しいものが予測される。今後もし攻勢に出て戦果がなければプーチンの政治生命が終わりを迎える可能性もある。
この戦争はプーチンの退場でしか解決されない。政権内での交代か暴力的な結末かわからないが、プーチンの退場でしか終わることがない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

核を恫喝に使い世界を一層不安定にするだけのロシアのウクライナ侵略

2023-02-23 | プーチン

21日、プーチン大統領は、戦争開始後初めての年次教書演説をした。
プーチンは「彼らが戦争を始めたのだ。ウクライナ紛争をあおり拡大させ、犠牲者を増やした責任はすべて西側にある。そしてもちろん、キエフの現政権にも。ロシアは、ウクライナの問題を平和的な手段で解決するために可能な限りのことをしたが、戦争を引き起こしたのは彼らであり、私たちはそれを止めるために武力を行使し続けている」と述べた。
ロシア、プーチンらの主張が仮に正しい根拠を持っていたとしても、他国に攻め入っているのはロシアであり、ウクライナはロシアを攻撃しているわけではない。ロシアの行為を武力行使に留め、ウクライナとに西側を戦争と名指しする。
一方的なプーチンの侵略計画は大きく失敗した。プーチンは最短距離のベラルーシから侵攻すれば、就任したばかりのコメディアン大統領は、仰天して亡命する。そこで大統領をすげ変えるという、当初のシナリオは破たんした。ゼレンスキーは逃げなかったし、チェルノブイリには核兵器開発の痕跡す見つけられなかったし、ウクライナは懸命に抵抗してきたし、NATO諸国が支援に回った。
苛立ったロシア兵は、略奪や非戦闘員を大量に惨殺して国外に逃げ去った。プーチンは次善策の東部四州に攻め入って、併合したと宣言したがそれも現在でも戦闘下にある。
ドンバス地方での暴力行為が2014年から止まなかった、とプーチンは述べたがそれでもミンスク合意に触れる行為とは発言していない。プーチンの演説は、冷戦時代さながらの、”西側”とい言葉で敵を見出そうとするかに見える。
新STRTを脱退しないが、履行しないと述べている。そして核兵器の増強を明言した。世界は新たな核時代に踏み込んだかに見える。少なくとも明らかに、冷戦以降この数年は明らかに世界の核は増加に転じている。
偉大なるロシアと愛国主義を鼓舞することで、失態を覆い始めたのがプーチンの言葉とみていいだろう。
今日(23日)ロシアの祖国防衛の日であるが、中国の王毅とプーチンが会談した。中国にすり寄るプーチンであるが、中国は経済制裁に加わらないし武器支援もやらないという立場を崩していない。中国は和平仲介のリスクと、メリットを探っている。
プーチンは敗北はもちろん撤退も認めないだろうし、特に東四州の併合など認めるわけがないししてやクリミヤなど手ばなすはずがない。和平はウクライナの譲歩しかないのであるが、それでは国連ですら憲章に反するというロシアの侵略が容認されることになる。大国の不条理は容認されることになる。
結局はプーチンの失脚以外に和平は起きない、停戦などありえない
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ロシアの勝利か、人類の滅亡かしかない」とは核の脅しである

2023-02-10 | プーチン

プーチンの思想的拠り所と言われる、極右翼の思想家アレクサンドル・ドゥーギン が、ロシアのウクライナ侵略について、当初は短期間で終わると予測していたと述べている。キーウィの奪還と大統領のすげ替えが目的であったことを暗に示していた。
更に、「これはロシアの勝利か、人類の滅亡しかない。第三のシナリオは存在しない」と述べている。これはウクライナが攻勢になって、ロシアが撤退しなければなくなると、つまり戦闘で敗北が続けば、核兵器を使うぞ西側に脅しをかけているのである。あるいはプーチンに念を押しているのである。
もう二週間で、ロシアがウクライナに侵略をしてから一年になる。今日社会主義国は記念日が好きである。侵略記念日前後に攻勢をかける可能性が高い。それを目前にゼレンスキーは、アメリカに続きEU各国を飛びまわっている。戦車の支援はなんとか頂いた、戦闘機と弾薬をお願いししている。ロシアも武器製造に拍車をかけている
ウクライナは1991年からの領土を減らす気がない。そんな交渉は停戦案はないという。ロシアは議会で東部4州をロシア領土決めている。この二国が和平は無理としても、停戦すら合意点は難しいだろう。
程なくロシアが攻勢を仕掛けてくるであろが、西側からの支援でウクライナが春には反撃を強める押し戻すことが考えられる。あまりウクライナの攻勢が強いと、ロシアは核をチラつかせながら、この戦争は泥沼に入ることになる。下手をすれば数年は続くであろう。
ドゥーギンは、太陽のプーチンがいなくなってもプーチンはいくらでもいると述べている。この戦争を仲介できる人物も機関もない。プーチンはメルケルの引退を見計らいコメディアンが大統領になるの見て、侵略を開始した。メリケルにその可能性がったかも知れない。中国は不介入であるし、国連は機能していない。本来なら、平和国家日本の出番であるが、へいっを日本は放棄し、アメリカ支援に暇がない。
この戦争はプーチンが消えることでしか終結はない。プーチンが自ら撤退するか、テロルによるか、議会が下すかであるが、その可能性も少ない。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

プーチンはどこまで戦禍を拡大させるつもりか

2023-01-16 | プーチン

ウクライナ中部ドニプロペトロウスク州の当局者は、ロシア軍によってドニプロ市の9階建て集合住宅がミサイル攻撃され、死者が子ども3人を含む40人に上ったと発表した。行方不明者が30人以上いるようで大惨事である。民間施設爆撃でこれまでないない死者の数である。
ロシアは相も変わらず軍事施設であったと述べている。誤射だったのかと、好意的見解はどうも外れるようである。精度の低いかなり古いミサイルで、軍事施設を狙ったとしても、こんなことになるのである。あるいは意識して、民間人を狙ったとされても抗弁の使用がない。
それでもプーチンは止まることがない。あらtに40万人の徴兵に踏み切る可能性が増してきた。泥沼と言って良いだろう。
徴兵を嫌い脱ロシアした若者が、十分な訓練もなく、時代遅れの武器を持たされて、最前線にやられる。脱ロシアして悔いはないというのである。
ロシアは自前の武器と兵器を使うしかないが、それも底を尽き始めているのではないか。戦車がいい例である。最新の戦車の多くは破壊されてしまった。残るのはソビエト時代のものばかりでないかと言われている。ロシアの支援国はほとんどなく、イランのドローンと北朝鮮のミサイルやいくらかの兵士程度しかない。イランも北朝鮮も認めてはいないが。
代わってウクライナは、近隣西欧諸国から最新の戦車の供与が始まっている。使用方法の訓練が必要であろうが、地上戦では敵わなければ、ロシア領だと指さす大地を守り切れない。
そもそも、民間攻撃を繰り返してたとえこの戦争に勝利しても、戦勝された国民はロシアを敬愛する宗主国と崇めるはずがない。そんな誰にでもわかる理屈をプーチンは理解できな。
敗戦の白旗を彼が掲げるはずがないが、この戦争を終わらすことが出来る唯一の人物がプーチンである。最も望ましいのは、プーチンの失脚などによる退場である。ロシアに自浄能力があればの話である。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

延々と続くことになるロシアのウクライナ侵略戦争

2022-12-23 | プーチン

ウクライナのゼレンスキー大統領は20日にウクライナ東部の前線を訪れた後、ワシントンへ向かった。深夜に鉄道でポーランドへ入り米空軍機に乗り、北大西洋条約機構(NATO)の偵察機とF-15戦闘機が護衛していたとのことである。極秘作戦のようであったが、ゼレンスキーの訪米は極めて大きな実を持っている。
イギリスは、第二次世界大戦の参戦要請にワシントンに向かったチャーチルが、ローズベルトと会談したことに重さねあわせ、大歓迎している。ことはその時ほど単純ではないが、バイデンに加えて議会開催中の議員たちの前で、ゼレンスキーが演説したことは大きい。
これでロシアの戦勝あるいは有利な停戦条件は、なくなったと言って良い。停戦条件さえ有利に導くことも困難になったといえる。唯一の可能性、プーチンの失脚を除いて。
ゼレンスキーは、「大統領としての自分にとって、『公正な和平』とは譲歩ではない。ウクライナが領土と主権の明け渡しをのむ形では和平へのいかなる道筋も見いだせない。」と述べている。見慣れた陸軍の緑色のシャツに作業ズボンにブーツを 履いて、英語の演説も芸人上がりのゼレンスキーの演出も効果があったといえる。
ゼレンスキーの移動一つを見ても、少なくとも米英熱の入れようを見るだけで、プーチンは怒り心頭である。
少なくともこれで、短期の停戦や和平はなくなった。 この戦争が不幸なのは、仲介者(国もしくは団体など)がいないことである。正義も道理も必要かも知れないが、戦禍が収まることは大きな意味を持つことになる。なぜ人権などの観点から、少なくとも停戦へと動くベクトルがどこからも出てこないことは不幸なことである。それでいながら、兵器をまるで散財するかのように見える。軍事産業の微笑む姿が浮かぶ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ウクライナ原発の爆発事故はロシアの自作自演であろうが、日本は原発攻撃何も考えていないが

2022-11-21 | プーチン

IAEA(国際原子力機関)によると、ロシア軍が占拠するウクライナ中南部のザポリージャ原発で19日夜から20日朝にかけて12回以上の爆発があったとのことである。ロシアとウクライナはそれぞれ、相手からの攻撃だと非難している。建物や機器などが損傷したが、原発事故につながるような重大なものはなく、死傷者もなかったとIAEAは報じ、即時停戦を訴えている。
施設の大破も人的被害もない、何とも都合の良い爆発事故である。現在ウクライナは、ロシアのドローンとミサイルによる発電施設への攻撃で、これまでの供給電力が半分しか使えなくなっている。
ウクライナは、5、6号基の稼働継続を訴えている。ザホリージャ原発は現在でも3000名の職員が働いているが、ロシア兵は500名駐留している。ウクライナが攻撃するメリットは少ない。
冬を迎えザホリージャ原発を破壊するメリットもウクライナイには皆無である。被害のない爆発も不思議で、ウクライナの何キロも離れたところからそんな器用なことなどできるとは思えない。
参考になるのが、10月17日に起きたドイツへのロシアの天然ガス供給パイプライン、ノルドストリーム4本のうち3本が破壊されるという事件である。プーチンはポーランドがやったと言い、EU各国はロシアと非難している。
この事件で、敢えて考えると天然ガスの価格高騰を引き起こし、世界最大の天然ガス生産国のアメリカが金銭的に得をする。それは余りにもリスクが大きく、慎重なバイデンが選択するとは思えない。
翻って、ロシアには一時的な収入減になるであろうが、極めて大きな圧力をヨーロッパ諸国にかけることが出来るし、そもそもパイプラインの所在やバルト海を具に周知しているロシアが手を出しやすい。これまでの経緯から見て、戦術的にもプーチンなら選択することが誰もが思いつく。
ザホリージャ原発の攻撃はロシアが演じたもの考えるのが妥当であろう。この原発の爆発事故が起きれば、侵略前のロシア領土が汚染されることになる。
幾度かザホリージャ原発での爆発事故が起きてはいるが、軽微で原発建屋などはいずれも外されている。駐屯する軍隊なら可能なことである。
これほど原発は戦争下にあっては危険なものに代わる。日本の原発の安全保障は全く考えもしていない。小学生に頭を抱えて机の下に避難させるのなら、原発が攻撃された時の非難訓練をやるべきである。意味ないけど。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

仲介者のいない終わりのない不幸な戦争となったロシアのウクライナ侵略戦争

2022-11-05 | プーチン

底なしに広がるロシアとウクライナの戦争である。いまだに世界は、このロシアのウクライナ侵略戦争に呼称を付けていない。この戦争の特異性を示している。
8カ月を越えたが情報が錯綜して、私たちは正確な情報の評価を持っていない。我々は圧倒的に西側からの情報や評価が多く、ロシア側より脚色はされたと思われる反論、辻褄があわない言い分も少なくはない。
圧倒的にプーチンの国際法違反や人道的悪行が目立つが、原発内の事故やクリミア大橋の爆破はロシアにも言い分があるかに思える。
キーウィの侵略に失敗して転戦したロシアが、東部四州の占拠した経過につい
て、西側のメディアはほとんど黙していた。このことは、プーチンを活気づかせたに違いない。ところが旧首都のハリキュウの奪還、ウクライナの反転攻勢報道はこれに比べて大きすぎると思われる報道が続いている。戦果は思ったほど上がっていない。
不思議に思えるのが、ロシアのミサイルは枯渇しているというのであったが、クリミア大橋の破壊の報復にほぼ半数を打ち落とされても、プーチンはミサイルをうち続けている。イランにお願いしたドローンは機能して、ウクライナの発電施設などインフラを破壊している。宣戦布告していないのであるが、ロシアによる国際法に抵触する行為といえる。
俄か仕立てのロシア兵には技術も経験もモチベーションもなく、連戦連敗すると思われたが、意外と善戦しているようである。少なくとも四州はまだロシアの手の中いある。
汚い爆弾と言われる(プーチンが名付けた)放射性廃棄物をばら撒く爆弾をウクライナが用意していて、それをロシアがやったと主張するだろうというのである。お笑いであるがこれで、汚い爆弾が使われてもどっちがやったかわからなくなる。この類のことがこの戦争では無数に起きている。
経済制裁の効果は、ロシアのような貧国では思ったほどの効果が上がっては思えない。むしろ天然ガスを止められたEU諸国の方が大騒ぎとなっている。
プーチンはいくら落としても国内の支持率は高い。テロが起きない限り大統領の座を失うことはないだろう。
ウクライナを支援する西側は、支援疲れに陥っている。世界大戦のドイツや日本のように、敗戦という結果がこの戦争を終わらすことはない。休戦か停戦しかないが、どこかで手打ちをするしかないが、。第二次世界大戦後最大の戦争になったこの戦争には仲介者がいない。中国にはその気はないだろうし、トルコのエルドアンは役不足であるし、国連がどこまでやれるかもわからない。
ゼレンスキーとプーチンのメンツを立て言い分を聞き入れ、和平なり停戦にこぎつける仲介者の杭も人物も現在では見当たらない。それがこの戦争の最大の問題である。出口のない戦争はどこまでも続くのか。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ロシアのウクライナ侵略は日本が起こした支那事変に酷似する

2022-10-20 | プーチン

プーチンの戦争といわれる、ロシアのウクライナ侵略戦争。当初はプーチンはベラルーシからウクライナの首都キーウィに入り、大統領をすげ変えロシアの傀儡国家とする予定であった。多分一月もかからないと踏んでいた。
ゼレンスキーの亡命先にアメリカを打診していた。弱小国家のお笑い芸の新人大統領は国外逃亡し、ポロシェンコを据える腹づもりだった。これを第一次世界大戦直前の、ニコライ2世のドイツ侵略に重ねる風潮がある。ドイツを軽く見てこっぴどい目にあったのであるが、国の気概や規模などまったくことなる。
今回のロシアのウクライナ侵略戦争は、日本が中国に仕掛けた日中戦争にそっくりである。盧溝橋事件を発端に、中国(支那)を軽く見た近衛文麿は中国をほんの少し懲らしめれば、中国は恐れをなして引っ込むであろうと判断した。暴支懲よう(ぼうしちょうよう)と、幼な子を懲らしめる感覚で侵攻した。
日本はこれを戦争とは呼ばずに、支那事変とよび中国に深く侵攻するのである。
明かな戦争を支那の”事変”と呼んだことは、プーチンが特別軍事行動といい続けているのも同じである。中国を軽く見ていたことも同じである。
簡単に中国は敗北宣言をすると思っていたが、首都を転じたり日本軍を大陸内部に誘い込んで徹底抗戦をした。日本軍は非人道的な行為、三光作戦(殺し尽くし・焼き尽くし・奪い尽くす )を南京などの戦地に繰り返した。
この日中戦争が、中国にやがてアメリカを敵にする結果になり、第二次世界大戦の敗北を早め、悲惨な結果になったのである。
プーチンのロシアもやがて、日本と同じ命運を辿ることになる。その兆候が少しづつ見え始めている。ミサイルをはじめとする武器弾薬が底をつき始め、イランや北朝鮮から調達する始末である。戦意高揚も芳しくなく徴兵をままならない。早期停戦以外にロシアに選択肢はないのであるが、プーチンではその判断ができないだろう。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

はかばかしくない戦況に苛立つプーチン戦争の愚行

2022-10-13 | プーチン
クリミア大橋が爆破されたが、これはロシア側の疑似攻撃という説がある。24時間以内にクリミア全土を攻撃したが、戦況が思わしくないロシアが本土攻撃の口実を自演したというのである。プーチンがよくやる手である。
しかし、ロシアのウクライナ侵略のクリミア半島の象徴であり、そればかりか軍事的にも経済的にも、極めて重要なインフラである。ロシアがプーチンにとって極めて象徴的なインフラを破壊するわけがない。口実に使うなら、もっと軽微なものを攻撃されたと選択するであろう。
それにこの日は、プーチンの70才の誕生日である。喜寿と呼ぶかどうかは解らないが、プーチンにとって節目となる日である。自演の爆破に相応しくはない日である。
ロシアが、ドローンまで駆使してウクライナ全土を素早くミサイル攻撃をできたということは、すっかり準備されていたということである。近々攻撃をするつもりであったといえる。
CNNは、英国の情報機関、政府通信本部(GCHQ)のフレミング長官は、ロシア政府は兵器が不足しつつあると指摘した、と報道している。しかも、ロシアが放ったミサイルの6割以上は迎撃されているというのである。
ロシア兵の死亡者は、ロシアは5千人というがゼレンスキーは7万人というが、西側の報道機関は3万人程度と、よくある数字遊びの典型といえる。少なくともロシアの発表の数倍の戦死者と投降者が出ていることは確かである。未訓練の兵士が多いこともあり、戦意が高揚しないことも大きい。
この戦争の出口はない。エルドアンの言うように、勝者のいない戦争となっている。出口戦略を見失っているのプーチンである。
この戦争は世界史に残る愚行と後世評価されることになるであろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クリミア大橋を爆破されキレたプーチンがウクライナ全土を攻撃、これこそテロである

2022-10-11 | プーチン

何時かは起きるかとは思ってはいたが、クリミア大橋爆破が現実のものとなった。クリミア半島をプーチンが強権的にロシアに併合した2014年であるが、軍事に物流を大量に運ぶために2018年に橋は建設された。橋は僅か二年で完成する突貫工事である。翌年並走する鉄道も完成している。
ウクライナ併合がプーチンの最も大きな成果であるが、この橋はそれを担保するべくプーチンの最も重要なインフラであった。
橋の開通時には、プーチンは自らハンドルを握って、真っ先に走り抜けた。この橋を破壊すれば、どれほどの効果があるかはウクライナ人ならだれもが知っていたはずである。橋を破壊すればどれほどの反撃があるかと、手を出さないでいた。ロシアの警備も尋常でなかったはずである。数段のセキュリティーチェックがあったと思われえるが、それらをかいくぐられての爆破の悔しさもあるだろう。
案の定、激高したプーチンは首都をはじめとしてウクライナ全土をミサイル攻撃した。ただ84発放たれたミサイルは、4割は迎撃されている。ロシアのミサイルは底をつき始めているとの見方もある中、効率の悪い攻撃をしたものである。
クリミア大橋爆破は、プーチンの反応を予測している政権がやったとは思えない。攻撃するにしても最後の手段であろう。クリミアの反ロシア勢力が行ったと思われるが、爆破の方法も一つはっきりしない。タンクローリーが爆発したが、並走する列車にその被害が及んでいる。周到に計画された攻撃といえる
プーチンは、「ウクライナ政権のテロ行為」と断じているが、自らが行ったウクライナ全土への攻撃はテロではないのか。そもそもウクライナへの予告なしに攻撃する”特別軍事作戦”こそ、テロ行為でないのか。
この攻撃で、NATOとの関係がより厳しくなったといえる。プーチンに出口がなくなった。、当初から繰り返し、本ブログで主張しているようにこの戦争の終結は、プーチンの失脚以外に道はない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

プーチンは失脚するタイミングを失った

2022-10-01 | プーチン
国連のゲテーレス議長が声を荒げた。「一つの国家が武力による威嚇、または武力行使により他国の領土を併合することは、国連憲章の原則および国際法の違反だ」と述べ、さらに「ロシアは国連安全保障理事会の常任理事国で、特に国連憲章を尊重する責任を共有している」と強くロシアを非難した。
侵略した土地で銃で脅し投票させる。兵士はもう1枚投票しろと投票用紙を差し出す。投票率は軒並み80%で併合希望は98%になるという。半分以上故郷を捨て避難している土地である。まるで18世紀の侵略者、ツアーのようにみえる。プーチンは歴史から何も学ぶことはない。
例え暴力的に占拠したところで、殺戮を繰り返した土地で統治はどうするのであろうか。新たな内戦の火種を残すだけである。
チェチェン人の半分を殺したり国外に追いやっての、新たなチェチェンの建設は大きな負担になったはずである。
今回併合を希望したとされる4州の戦況もままならない。そもそも兵士が集まらない。法律を強化しなんとか集めたところで、厳しい戦況である。俄か仕立ての厭戦気分のロシア兵は、勇猛果敢に戦うだろうか。
4州併合祝賀会も高揚感もなく、プーチンの支持率が10%も落ちている。といっても70%台ではあるが、一気に降下する可能性さえある。
4州の併合選挙は茶番であることをロシア人は気が付き始めている。ほぼ徴兵に近い部分動員令が国民をざわつかせている。多くの戦争がそうであるように、この戦争も為政者が国内向けに行った、戦力維持のための色が濃い。
ウクライナは、ヒトラーとスターリンという稀代の独裁者の虚偽と暴力に翻弄された地域である。
第二次世界大戦のレッテルを貼りあっても、もうナチもいなければスターリニストもなく、東西ドイツは壁をなくしソビエト連邦もなくなってしまった。しかしながら、多くの人に傷として残っているのも事実である。彼らをまとめていた民族主義は、逆作用として対立する。悲劇はプーチンという独裁者の存在と仲介者がいないことである。
しかし、どのよう悪態があっても戦争をする理由、侵略口実になるわけではない。プーチンはスターリンの悪霊の中にいるかに見える。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

プーチン用意した結末、三点セット、

2022-09-28 | プーチン
プチンは戦争終結に向け用意した三点セット。それは〇部分動員令 〇併合に向けた住民選挙 〇核の脅し、である。
これはプーチンの用意した最後の
〇部分動員令
部分動員令をかけて、兵士30万人を補充するとのことである。学生、病気や障がい者、51歳以上、子ども4人以上の大家族は外すとしているが、少数民族には適用されないようである。ブリアートやダゲスタンのようなチベット仏教うイスラム教のには関係なく徴兵に近い状態であるという。
更にはHIV要請の偽診断書や骨折サービスや指切りまで行われ動員を拒む人達が多いというのである。この4日間で26万人がロシア国外に脱出している。
動員対象は若者となるのであろうが、ネットから情報を得ている世代はこの戦争に大義がないことを知っている。大義ない戦争に厭戦気分の若者たちが動員されて、どのように銃を持ち戦うのだろうか。高齢者や少数民族の兵士は圧倒的に死者が多い。戦場での配置も関係あるのでないか。
大都市の若者たちは、動員反対のデモを行っている。すでに1500名の逮捕者も出ている。

〇併合に向けた住民投票
東部四州でロシア併合に向けての投票が行われている。茶番劇であるが、クリミアの手法を踏襲するのであろうが、プーチンは国内に向けてのパフォーマンスでしかない。併合賛成者は90%を上回るととのことである。銃の元、他国の強制で行われた投票に意味などない。

〇核の脅威
プーチンはウクライナ侵略直後、正確にはキーウィを占拠できなかった直後に、核の脅しを行った。ソ連時代のウクライナの核は、現ロシアが全て撤収した。その分ロシアが守るからという理屈である。しかしながら明かな侵略行為をしてしまっている。
ロシアは原子力発電所を占拠する暴挙に出て、ウクライナが攻撃してきたというのである。ウクライナは否定しているが、他国に侵略してきてロシアが言えることではない。ロシアは核を巧みに利用しているといえる。
プーチンは三度目の核の脅しをしている。NATOより優れた核を持っている。甘く見るなというのでろうが、プーチンなら追いつめられるとやりかねない。そうした危機感が漂う人物である。

例えロシアが30万人の急増兵士を戦地に送っても、時代遅れの銃や兵器を持たされて、十分な戦いが可能であるのか?そもそも動員をかけるのは、ロシアが戦果を挙げられない結果でないか。
一般に侵略者(攻撃側)は守る側に倍する兵力が求められる。侵略地でウクライナの攻撃を受ける立場になると、ロシアは守り切る兵力が及ばないのではないか。
この後に及んでもロシア連戦連勝説を唱えるロシアを支持する贔屓の人たちがいる。どう見てもロシアに理があるとは見えないが、大義を欠き、ソ連時代の旧式兵器で、ウクライナの10倍になろうかと思われる戦死者を抱え、政権内には反プーチンの芽すら生まれている。プーチンのできることは、即時撤兵しかないと思われる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

羅臼港

春誓い羅臼港