
自分たちのお気に入りの結果であれば、その違法性も、その人道性も、その道義も問わないNATO(北大西洋条約機構)加盟国の国々。
おかしくはないか?トランプは明らかに国際法を無視して、イランの核施設を攻撃したのである。通告もなしにである。しかも圧倒的な軍事力によって、
ネタニアフも同じである。他国の核施設なり、一般人が暮らす都市を聞く度にもわたって、攻撃破壊し国民を恐怖に貶める。法も正義もあったものではない。ネタニアフについては、ガザ攻撃によって民族浄化(ジェノサイド)をも行っている。
トランプは、前任期間には何かと注文を付けNATOには一度も出席していない。今年、オランダのハーグで開かれたNATO首脳会議は25日、首脳宣言を採択し閉幕した。トランプの意向を汲み、GDPに占める防衛支出の割合を2%から5%に引き上げる新たな目標に合意した。ウクライナの加盟など米欧間の対立事項は避け、NATO加盟32か国の結束を演出した。アメリカの離脱を恐れているのである。首脳たちはトランプと顔を合わせるとニコニコである。
イラン核施設への攻撃について、マルク・ルッテ事務総長は「イランが核抑止力を手に入れるべきではない。米国の行動は正当だった」と言う始末である。
首脳宣言で、欧州・大西洋地域は「ロシアやテロによる長期的な脅威や挑戦に直面している」とし、兵器購入や人件費など現行の2%目標の算出基準の「中核的な防衛支出」をGDP比3.5%まで引き上げるとした。重要インフラの保護や軍事産業への投資などを「軍事関連費」として1.5%積み増し、2035年までに計5%とする目標を明記した。
5%目標は、欧州の防衛負担が少ないと批判するトランプが要求していた。議長のルッテは会議後の記者会見で「米国が長年求めてきたことに合意した。同盟全体をより安定的で公平にするものだ」と評価している。
現状2%台のイギリスやドイツは、新目標に合わせて国防支出を拡充する方針を表明した。トランプ、「NATOは米国とともに強くなるだろう」と述べ、新目標を歓迎している。
ウクライナ情勢も議論されたが、首脳宣言では「ウクライナ支援は持続的で主権的な関与だ」と記載するにとどまった。昨年の20項目以上に及んだロシアへの批判も抑制された。
トランプによる力による征圧が結果をだしたことと、アメリカNATO離脱を恐れた欧州諸国は、プーチンとの関係を重視するトランプのご機嫌を損ねないように、配慮したのである。
トランプは予約していたホテルをキャンセルし、オランダ国王の格段の招待を受け、ハウステンボス宮殿に宿泊するなど異例の厚遇である。
トランプは25日、NATO首脳会議の記者会見で、ウクライナ戦争、アメリカのインフレ、そして過激派組織ISISとの過去の戦闘について虚偽の主張をしている。
イラン核施設への軍事攻撃によって、核施設が「壊滅」したという、根拠のない主張を繰り返した。CNNが報じた通り、米国の情報機関による初期評価は、核開発プログラムの中枢部分は完全には破壊されておらず、今回の攻撃はイランの核開発計画を数カ月後退させた程度である可能性が高いとしている。トランプの判断は、空撮と取り巻きの報告によるものであろう。
大統領選挙で主張したウクライナ戦争の終結を「24時間」以内にやってみせると言ったのは冗談だったとも述べている。その他、アメリカで起きているインフレも認めていない。NATOはファクトと違法行為のトランプとネタニアフ受け入れた。