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そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

ナワリヌイ氏は彼の予告どおり暗殺され彼の言葉、「あきらめるな」だけが残る

2024-02-18 | プーチン

 ロシアの反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏が2月16日に死亡したと報道された。シベリア北辺の刑務所に移動された安否が懸念されたが、矢張り殺された。
反プーチンの先鋒であったナワリヌイ氏は、毒を盛られたり刺客に狙われたりと、幾度も死ぬ目にあっている。それでも彼は、反プーチンの多々を下げなかった。プーチンは法律を変えてまで、ナワリヌイ氏の大統領立候補の資格を取り上げた。
大統領選挙が近づいたので、プーチンは反体制派の抑え込みはやって来るだろうとは思っていた。支持率80%が欲しいプーチンは、今回も有力対立候補の立候補資格を剥奪している。立候補者は10万人支持者の署名が必要であるが、11万人の署名の中に重複や署名資格がない人物がいるというのでる。
ナワリヌイ氏は生前、自分が死んだら殺されたと思ってくれと言っている。そして支援者に最後に伝えた言葉は、「あきらめるな」である。
アウンサンスー・チー氏についても、ナワリヌイについても、命を懸けて主義主張を貫く政治家が為政者に怒りを持つ一方で、羨ましくもある。
日本の政治家たちは、目先の金と票のためなら何でもする。主義主張など彼らに存在するのかどうかも分からない。人類は何時までこのような強権政治を続けるのであろうか。
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国交には個別の交渉はあって然るべきであるが、宗男の乱行は論外の低レベルのパフォーマンスでしかない

2023-10-07 | プーチン

国交というものは単色では行き詰まることが多い。お互いに建て前で喋るためであるが、本音を前に出すことが難しいことも少なからずあるものである。
だから今回、鈴木宗男がロシアを訪問したことは、そうしたことから大きな意味がある。
ハズであるが、ことが鈴木宗男となると少々話が違ってくる。
白昼堂々と乗り込むのもあってはならないだろうし、国会議員の地位を捨てていくべきであろうし、事前に何らかの担保を取っておくべきである。少なくとも国内にはない。
東西冷戦下、ソビエトと不仲になった中国に、アメリカがピンポンというスポーツに隠れて交渉したり、日本が同じく中国に演劇を通じてコンタクトを取って、日中正常化にこぎつけたりしたのはいい例である。水面下のコンタクトは時には大きな成果をもたらす。
ところが鈴木宗男は、政権とは何も事前の打ち合わせもなかったようで、おまけにロシアメディアに、プーチンに媚びに媚びる発言をしている。ロシアの勝利を信じているというのであるが、これでは外交でもなんでもない。
「私はロシアの勝利、ロシアがウクライナに対して屈することがない。100%確信持っている。特別軍事行動の責任はゼレンスキーにある。」と述べ、「私は誰よりも深くロシアと付き合ってきた。ウクライナは、自前で戦えないならならば、降伏すべきでないか。」との持論を展開した。
これまで地元代議士として、じっと宗男を見てきたが、利権と選挙しか考えない、政治家として理念も信条も何もない人物である。
今回も、多分北方領土墓参を何とかやらせててくれと、頼み込んだに違いなかろう。仮に経済制裁下に実現したら、「やっぱり宗男先生はすごい!」と評判になり、娘の地元選挙区の評価が上がって、票になると読んでいるのだろう。
狭量な人物である。外交でもなんでもない単なる売名行為の、宗男の奇行、乱行である。
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ロシアは今日9月3日をロシア「軍国主義日本への勝利と第二次大戦終結の日」と、法律で決めた

2023-09-03 | プーチン

今日ロシアは、サハリンであるいは北方領土で、日ソ戦争勝利の日の祝典行事を大々的に行っている。メドジェーエフ元大統領をはじめとする、プーチン政権の側近が顔を並べてた式典は初めてのことである。
プーチンは、今年6月21日に、9月3日をロシアの「軍国主義日本への勝利と第二次大戦終結の日」の法案可決を可決している。メドベージェフは、ネオナチのウクライナと手を結んだ日本は、再びヒトラーと同盟を組んだことになると述べている。論理の飛躍は政治家の常套手段であるが、政治が歴史を自在に変更するのは許し難い。
これは経済制裁を強める日本への対抗措置といえる。メドベージェフが日本が領土と主張する国後島に降り立っただけでも、強く抗議していた日本の姿は今はどこにもない。
東京湾で戦艦ミズーリー号上で連合国と日本が、ポツダム宣言を受け入れると調印した日は、9月2日のことである。ソビエトは日本に宣戦布告したのは、8月9日である。この僅か25日戦いは、日ソ戦争あるいは日ソ八月戦争と呼ばれている。
ロシアは9月3日が終戦の日としたのは、時差の関係と主張していた。確かにソヴィエト連邦第35軍参謀長のクズマ・ヂェレヴィヤンコ中将は最後に調印しているが、9時から始まっているので9時半になるだろう。モスクワ時間に照らし合わせても、9月2日の午前3時半ということになる。
結局モスクワ(スターリン)が承認した日ということで通しているが、千島侵攻を終え行政区が北海道の一部である色丹島と歯舞群島に侵攻した日が、9月1日、5日であるから恣意的に遅らせたのであろう。
スターリンは本気で、北海道上陸を命じていた。時間が欲しかったのである。ソビエトはは初めから日本敗北状態である所に攻め入ってきたが、満州と朝鮮とサハリンと千島では、状況が可成り異なっている。満州は停戦協定を結んでいたが殺戮略奪など蛮行を繰り返し、サハリンでは敗戦した日本軍と交戦しているし、千島では領土拡大の侵攻をしている。
満州からの35万人ものシベリア地方への抑留は、ジュネーブ協定の国際法違反であるし、千島の占領もカイロ宣言に反している。
シベリア抑留は、KGBの命令9898号によって、「満州、朝鮮、サハリン、クルリーの日本人捕虜50万人を労働奉仕させる」ことに基づいて抑留したが、来日していたエリチンが酒臭い声で、シベリア抑留を謝罪している。これで終わりである。
日本は第二次世界大戦で、戦争の悪事を繰り返してきたが、それを巧みに利用したスターリンの奸計、術策にまんまと日本は嵌められたのは、単に外交能力がなかったのである。初歩的な外交の知識も技術もなく、大和魂で突っ込み玉砕、散華を繰り返し、神風を待ち勝利する戦争、外交はお笑いでしかない。
今また外交音痴の岸田文雄は同じ過ちを切り返し、戦争へと突き進んでいる。
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粛清を繰り返してきたプーチンは当然の行動である

2023-08-29 | プーチン

プーチンが人命などほとんど考えていない人物である頃は、大統領就任間もない二つの事件の対応に見ることができる。
モスクワ劇場占拠事件(2002年)と、ベスラン小学校占拠事件(2004年)である。いずれもチェチェンの独立運動のテロ事件であるが、犯人の要求には一切プーチンは応じず強行突破した。いずれもは犯人は全員殺害したが、劇場占拠事件では人質の129名が、小学校占拠事件では355名が死亡している。
プーチンの冷徹な対応は、アメリカ同時多発後のテロに対する強い姿勢が望まれるとする背景があったにせよ、罪なき国民を多数犠牲に追い込んだのである。チェチェン紛争そのものも、一切チェチェン人の意向を聞かないというものであった。
そのチェチェン紛争のプーチンの非人道的行為を摘発し続けたのが、上図右端の、アンナ・ポリトフスカヤ女子である。彼女は自宅マンションのエレベーター前で銃殺された。プーチンの誕生日である。
ソ連崩壊後にロシア経済は大きく破綻した。意欲のある企業者に利権をばら撒き、彼らが自在に活躍して経済を大きく立て直した。一旦後着くと、彼らは次第に巨大化しロシア経済を支えた一方で、利権を欲しいままに政治と癒着した。今ロシアでは、主要なオルガルヒは海外で資産を押さえられている
良いだけ利用しておきながら、海外に出たオルガルヒをプーチンは許さない。
永年の盟友を自負していたプリゴジンは、プーチンを理解していなかった。ベラルーシに逃してくれて留飲を下げたのであろう。
ウクライナとの戦争も、これまでの経過を見てもプーチンは引き際の判断を持っていないことが分かる。プーチンの失脚以外に終戦あるいは停戦すらありえないかに思えるのである。
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意外と早く消されたプリゴジン

2023-08-24 | プーチン

ワグネルのプリゴジンが殺害された。いずれプーチンによって命を奪われると思ってはいたが、意外に早かった。しかもロシア国内、プーチン宮殿から50キロというのも気になる。プリゴジンの乱からきっかり2カ月である。
プリゴジン所有の プライベイトジェット「エンブレアル・レガシー」の墜落が、機体の事故などでないのは明らかである。撃墜されたとも思えない直線的な落ち方であるが、持ち込まれた高級ワインに隠されていたという報道もある。
演技だという報道もあるが、とても偽装とは思えない。ワグネルのナンバー2のウトキンとトップ二人が乗っていることや、離陸後わずか30分であることなど、ワグネルの解体をも狙っているとも見える。
ロシア内外のすべての人が、政権の関与を先ず第一に疑っている。反プーチンへ勢力への威嚇である。プリゴジンと良好な関係にあった、空軍のスロヴィキン総司令官が解任されたと伝えられている。
空軍の発表も素早く、プリゴジン以下の名前の発表も迅速である。
どう見てもプーチンによって消されっとみるのが妥当である。
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現実には、「正義が勝つ!」とは限らない、停戦和平がいま求められる

2023-08-13 | プーチン
日本では圧倒的にウクライナ寄りの戦果が報告されている。評論する人物も、防衛省職員だったり笹川財団職員たちが多い。ロシアの有利はあっては困るのだろう、一月前にあれ程がなり立ていた、ウクライナの反転攻勢はほとんど成果が上がっていない。地雷が戦車の行く手を阻むか、空挺部隊の投入が効果的だったなどと説明する。
どうも日本の軍事評論家は、「正義は勝つ!」とする、概念が底辺にあるように思えてならない。彼の分析によれば、ウクライナ軍は世界から支援を受けて、連戦連勝であったはずであるが、現実には反転攻勢は遅々として進んでいない。
ロシアのプーチンのウクライナ侵攻は明らかに侵略行為であり、当初の目論見も内政干渉に他ならない。2014年のウクライナ大統領選挙の違法性の主張が正当であっても、同年のクリミアの占拠も編入に理由があっても、ウクライナ侵攻と空爆は侵略に他ならない。
小国は大国に文化的に、政治的に、経済的に影響を受けるのは常であっても、暴力的な制圧することなどあってはならない。
ウクライナ侵略の最前線に、少数民族や受刑者などを優先して闘わせるなどとは、大ロシア民族の統一などのお題目とは明らかに矛盾する。
ウクライナ寄りの情報が圧倒的に多いのも、ロシア側の言論統制などがある以上は致し方ない。そうしたことを考慮してみても、ロシアの侵略に正当性などない。仮に平定しロシアに編入させてみたところで、多くのウクライナ国民がその後も従順であるはずがない。武力による平定は意味がないことを、プーチンは知るべきである。
ロシアを兵器を供与することで、経済制裁することで、敗北に追い込むことも不可能である。核を所有しているかではなく、近代では戦争の敗北の形態が決まっていないからである。
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不都合な事実を隠し戦闘を煽ることではなく停戦への道を

2023-07-23 | プーチン

昨年ロシアの小麦生産は空前の大豊作であった。鼻息も荒く、戦場と化したウクライナが半作であったことをいいことに、クリミア大橋の爆撃の報復とばかりに黒海の海上封鎖をやっている。ウクライナの反転攻勢も、地雷効果があってか、奪還したとされる領土は1%にも満たない。
日本の財務省の最新のデータによれば、日本は今年上半期、ロシアからの穀物の輸入を509.7%も増加させている。(スプートニク通信)
このことは日本国内では、全く報道すらしない。対ロ制裁は抜け穴だらけである。ロシアと西側諸国で結ばれた穀物輸出合意は、ロシアに対する義務不履行を理由に中断されているが、西側支援を明確にした日本は、こうしたことには蓋をしておきたいのであろうか。
戦時下最も犠牲いなるのは”真実”であると言われるが、中国の習近平のウクライナ戦争への停戦の提案さえ日本では全く報道すらされていない。それどころか、習近平はロシア支援に回っているとさえ報道されている。
NHKをはじめとする報道は、日本がアメリカの同盟国であるからという視点から、ウクライナ情勢を展開している。
ロシアは、石油や天然ガスをさらには漁業資源さえ戦略物質に使い、日本に秋波を送っている。
ロシアは不条理な国際法違反の軍事作戦をウクライナに展開しているが、敗北することはない。日本報道は笹川財団のような右翼識者や防衛省官僚を専門家として情勢分析をテレビで喋らせたり、ロシアの不都合な事実は黙したままである。
報道されるほどウクライナの戦況は芳しくないし、ロシアはワグネルなどを切り捨てながらも敗北することはない。人道的見地からも現在必要なことは、クラスター爆弾を供与することではなく、停戦を真剣に検討する時期に差し掛かっている。
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クリミア大橋の爆撃はウクライナのテロ」と言ってのけたプーチンの錯誤

2023-07-20 | プーチン
イナのテロ行為だ」と発言し、我々には報復する権利があると信じられない述べた。驚き以外のものでもなかった。自分たちロシア軍が攻め入ったウクライナ領の攻撃、侵略は宣戦布告もない特別軍事作戦は、殆ど戦争でありテロ以上ではないか。
プーチンがいくら訴えても、反ロシア活動をしていたというネオナチを叩くには、余りにも大きな軍事行動、戦争と何ら変わらない特別軍事行動でなかったか。
そのナチのヒトラーと最も激しく対立していたのが、イギリスのチャーチル首相であった。そのイギリス議会で、ゲレンスキーはナチとの対立にめげず、演説したチャーチルの言葉を引用し演説をした。
「我々は降伏しない。我々は森で戦う、平原で戦う、海岸で戦う、都市や村で戦う、街路で高地でも戦う。」と述べて、ウクライナへの支援をイギリスに求めた。
侵略者の侵略理由は虚偽で粉飾されるのが常である。偉大なロシア民族を強調してみても、現実に最前線で戦っているのは、民間の軍事企業であり戦闘員は受刑者が多い。徴用された人たちは、それこそロシア民族が併合したモンゴル系の比率が圧倒的に多い。ロシア民族(科学的な定義は不可能である)と称する人たちの活躍は見えてこない。
むしろプーチンはヒトラーに近づいているようにも見えるし、スターリンの独裁の恐怖政治を目指しているかのようですらある。
80年前とは異なり、このウクライナ戦争はどこまで戦っても、勝者もなければ敗者も生まれない。敢えて言うなら敗者しかいない戦争を続けているといえる。殺戮を黙殺した戦況解説が、ウクライナの支援を前提に多くの国で行われているが、今必要なのは停戦である。
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ロシアに戻って突如行方不明になったプリゴジン、今は何処にいるのやら

2023-07-16 | プーチン

ワグネルの創始者のプリゴジンが、反乱後ロシア国外のベラルーシに兵士を連れて行くことでことを治めたはずであった。が、ロシアに戻って家宅捜査などを受けこれに立ち会っていた。
プリゴジンはプーチンと仮想武装蜂起の直後6月29日にクレムリンで会談していたことも判っている。ワグネルのロシア軍へ吸収を断ってベラルーシへの道を選んだプリゴジンであるが、その後の行方が判っていない。
国内のワグネルの兵器は全て没収されている。プリゴジンはワグネルの兵士は2万人戦死していると述べている。大口を叩く傾向にある男ではあるが、ロシアの発表した数字の倍である。最前線に置かれた兵士の多くは囚人であると言われているが、話半分にしても万に及ぶ数字の人間の死者数を平然と述べる、政治的な政党制に使うなどとは異常でしかない。
プリゴジンにしても外食産業で成功した人物であるし、プーチンにしても大統領就任当初は西側に足並みをそろえるかに見えた。
今回のプーチンのウクライナ侵略は、とりわけかつてのソビエトの連邦国であった国々は恐怖に怯え、軍事同盟にNATOに助けをもとめるようになる。
アメリカのメディアは既にプリゴジンは殺害されているとまで報道しているところが、複数ある。
それにしても、大ロシア民族の誇りの回復や、ネオナチの掃討作戦と言いながら、侵略併合した少数民族を使ったり軍事企業に受刑者を提供し最前線で戦わせたりと、プーチンの侵略理由さえ意味などないことがはっきりしている。
民間軍事会社を使っていると、今回のような牙をむかれることもあるが、切って捨てるにはなんの障害もないことでもあるのだ。

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プーチンがウクライナ、ジョージアをNATOに追い込んだのであるが

2023-07-13 | プーチン

リトアニアのビリニュスでNATO総会が開催された。ウクライナの加入は当面は無理と決議した。ジェレンスキーはこれを聞いて激怒したが、戦闘継続中は加入できないなど諭され矛を収めた。
ウクライナやジョージアがNATO加盟を希望する国にしたのは、プーチンである。ウクライナやジョージアそれにフンランドもスウェーデン、バルト三国さえも、プーチンがNATOへ追いやったと言って過言でない。
そのプーチンに対立を煽ったのが、41代アメリカ大統領、ジョージ・ブッシュである。プーチンが大統領に就任当初は、先進国首脳会議をG8と呼び、ロシアを招き入れていた。NATOに対抗する、ソビエトを盟主とする東側の防衛体制のワルシャワ機構は解散していた。国がなくなり五里霧中の若いプーチンは、西側に擦り寄ったのであろうが、ブッシュのイラン侵攻など他国への体制などの押し付けを容認できないと、プーチンは西側首脳を前に汚くののして対立を宣言してた。
プーチンを更にアメリカと対峙させたのは、オバマ大統領の副大統領であった現大統領バイデンである。モスクワ大学で民主化を強く学生に訴えたのである。
プーチンは街頭に出た学生だけではなく、国内の民主勢力を武力弾圧するなど手段を選ばず潰しにっかかった。
チェチェン協和区国は国民の半分を国外に追い出し、NATO加盟を基部するジョージアは、国土の一部をロシアに編入させ、常時体制を武力で経済で威圧する。
同じくNATO加盟を希望するウクライナは、ジョージアの経験を活かしクリミアを占拠、大統領選挙に深く関わりそして侵略する。
プーチンは大ロシア民族主義を掲げネオナチをせん滅するというが、民間軍事企業を使い、少数民族を前線で戦わせて正当性があるわけがない。
NATOの巨大化はプーチンを震え上がらせ、更に対立を鮮明にするが、その大きな理由はロシア側にある。が、崩壊した国家を取り囲む軍事機構が巨大化し、その国と同盟国を挑発し、恐怖を与えたのも事実である。
トランプは無知に過ぎなかったが、プーチンの説得でNATOやG7をアメリカは離脱する意思を示していた。プーチンはトランプのためにアメリカ大統領選挙さえも介入した。
戦闘を止めるとウクライナはNATOに加盟する。プーチンは容認できない。プーチンは戦闘を止めるわけにいかなくなった。
ロシアではNATOは半永久的に、ウクライナの加盟を断ったと報道している。
軍事機構は所詮軍事産業の下請けでしかないのである。
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ロシアの犯罪者プリゴジンがロシアに舞い戻っていたとは節度のない国家である

2023-07-06 | プーチン

軍事企業「ワグネル」の創始者エフゲニー・プリゴジンがベラルーシを離れ、現在サンクトペテルブルクに滞在していると、ルカシェンコ大統領が記者会見で述べた。
ワグネルは法的にはロシア国内では犯罪者である。戦果を高く評価したプーチンの判断で、同盟国のベラルーが引き取ることで、一件落着したはずである。その首謀者が、のうのうとロシアに戻っていては恰好が付かない。国家の最高機関のジョイグ国防相、ゲラシモフ参謀総長を強く名指しで非難した男の反乱である。
ロシアのニュースサイト「フォンタンカ」によると、プリゴジンが4日にサンクトペテルブルクにあるロシア情報機関「連邦保安局」(FSB)の事務所を訪れ、反乱に伴う自宅などの捜索で押収された物の返還を受けたと報じている。押収された現金約100億ルーブル(約160億円)も返還されるとのことである。
なんとも締まりない話である。政治的に利用価値がある間は、プリゴジンをこのように扱っているであろう。政権側は認めてはいないが。自宅に戻った兵士もいるようであるが、ベラルーシ国内では今のところ厚遇されているとのことである。
ロシアには法律があっても、独裁者の胸先三寸である。犯罪者を自在に操る。

プリゴジンは数年後には、ロシアにもベラルーシにもいられなくなるだろう。数百億円を懐に国外に逃亡するであろうが、いずれはプーチンかその配下の者たちに殺害されることないなる。
それがロシアの政治文化である。
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ウクライナ侵略に大義などなかったことを露呈したプルゴジンの内乱

2023-06-25 | プーチン

ロシアの民間軍事企業・民兵団(傭兵団)ワグネルの創設者エフゲニー・プリゴジンが、内乱を起こした。プーチンと親しいプリゴジンは東部四州の新ロシア派の支援のために義勇兵して結成された民兵団である。
キーウの占拠を諦めたプーチンが、ロシアの東部侵略に切り替えた後は、最前線で戦っているのはワグネルであった。最大5万人の兵士を送り込んだワグネルである。
ワグネルはバフムト占拠の最大功労者であるが、プーチンは勝利宣言をせずに、多くのロシア兵を撤退させた。このことがプリゴジンは我慢ならなかった。政権上層部に何度も掛け合ったらしいが十分なものでなかった。ロシア上層部への不満を述べ、政権内共感者を当てにしたがプリゴジンは突如、グラシモフなど政権幹部を名指しで怒鳴りつけている。
国防相や軍の参謀長を引責辞任を求めたが受け入れられず、6月23日ワグネルの軍勢を引き連れて、それまで駐留していたウクライナ国境地帯から首都モスクワに進軍し、200キロまで迫った。途中で幾つかの戦闘もあり、ヘリコプターも数機が撃墜されている。
プリゴジンはプーチンに直談判をするつもりのようでったが、どう見ても内部反乱、革命とすら見て取れる。プーチンは厳しい対応をする声明を出し、プリゴジンは引き下がった。国内にいればロシアの法で罰するというのである。
ベラルーシのルカシェンコがこの反乱軍を引き取り一件落着、モスクワは戒厳令を解いた。表向きはである。
ロシア側は何事もなかったように振舞っているが、多くの受刑者からなる民間軍事企業に大きく依存したこの戦争に大義がないことが、この反乱ではっきりとみてとれた。そしてこの軍事企業を国外追放することで収めたのである。プーチンの国内での威信の失墜が明確になった。更なる政権内部崩壊へと進んでくれれば、戦争は大きく停戦へと向かうのであるが、多くは期待できないであろう。プーチンはいずれプリゴジンを消すだろう。
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ロシアの悪行は許されるものではないが、停戦を

2023-05-06 | プーチン
ロシアのウクライナ侵略は、非人道的であり国際法的にも許されるものではない。しかし、この戦争は消耗戦へと突入してしまった。
第二次世界大戦後、幾多の戦闘行為や紛争と呼ばれるものは数多くあったが、明確に宣戦布告した戦いはないし、敗北を認めた戦いもほとんどない。ベトナムからイランからアメリカが撤退したが、敗北宣言をしたわけでもない。ソビエトがアフガニスタンから撤退しても、敗北を認めたわけでもない。
多くの場合、大国が傀儡政権をつくりげて、国の要請で軍隊を送ったというパターンであるが、国外撤退でも敗北ではないのであろう。勝てば総理宣言したであろうに。
第二次大戦以後の紛争や戦闘は、全て自衛のものでしかない。国民を納得させるためであるが、背景に戦争は悪であるという概念が定着しているからに他ならない。
プーチンもそのことを理解している。この侵略戦争を「特別軍事作戦」と名付け、武力介入、内政干渉を暴力的にやってきた。ウクライナを見くびったプーチンの戦争は終わらない。ゼレンスキーはNATOを巧みに味方に付けたのもおうーちんの想定外であったろう。
G7の共同声明は、ロシア軍を全面撤退させるまでウクライナに武器を与え続けるというものだが、どこまでやるのかという明確なものは何もない。国内では厭戦気分にあると言っても、一部の支援者は大儲けしている。もっと戦争を続いてほしい支援者を各国の政権は抱えている。
最大の支援国アメリカのブリンケン国務長官が、”クリミア奪還は不可能であろう”と論議していると報じられている。経済制裁も西側に有利な事ばかりではない。世界の半分どころか3割程度しかない。貧国への経済制裁は、成果が上がらない。
どう見てもプーチンは敗北しない。この70年間敗北宣言した元首がいないが、特別軍事作戦実行中のロシアなら尚更である。あるのは停戦しかない。停戦となると条件付きであるが、ゼレンスキーのソビエト崩壊時の国境を、プーチンは認めるわけがない。仲介国がないが、この戦争は相当厄介であるが、停戦するしか先はない。
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疑惑のクレムリンのドローン攻撃、政権内反プーチンの犯行でないか

2023-05-04 | プーチン
クレムリンに2機のドローンが侵入したが、ロシア側がこれを打ち落としたと発表した。大統領を狙ったものということであるが、執務室に夜中の2時にいる場所を特定できたのか。2機は全く別の所を狙っていたようである。
上図は1機目であるが、ドームの左に2名の白い服を着た人物がいるが、ドローン爆発にぴくとも動いていない。
その爆発であるが、迎撃されての爆発とは見えない。迎撃された場合には飛行方向が大きく変化するが、それがない。自爆しているように見える。その爆発力が猫騙し程度のものである。何らかの破壊をするには物足りない。
大統領が狙われた重大事件であるのに、2時間半も経っての発表も奇異である。ロシア政府は、大統領が狙われた、迎撃した、ウクライナ政権が行ったという内容も根拠が薄い。こんな重大な事件をロシア国内ではほとんど発表されていない。ロシア国内でドローンの画像は皆無である。
先ずは、ウクライナ政府の関与であるが、決定的な攻撃にもならないし、戦況に及ぼすことのない作戦である。反転攻勢をする邪魔にしかならない。ゼレンスキーは我々は事故の領土でしか戦っていない。プーチンは法廷で裁かれるべきであって、殺害の対象にしないと述べている。可能性は低い。
次の可能性は、ロシアの自作自演であるが、2時間も遅れた発表も、プーチンの大好きな戦勝記念日の3日間にやることは考え難い。自作自演はないだろう。国内の報道も少なく、国民へ危機を煽っていない。
それでは、ロシア国内の反政府勢力の犯行の可能性であるが、ドローンを戒厳下にあるクレムリンで飛ばす能力があるかである。このところの、モスクワ近郊で起きている火災や鉄道爆破などは、反体制勢力の可能性が高いが、警備が薄い地方で起きている。彼らがクレムリンを狙うリスクを負ってまでやることはないだろう。
もう一つの可能性であるが、政権内の反プーチン派の犯行である。政権内の勢力なら、ドローンを飛ばすことも出来るし、大きなダメージも起きずプーチンの威信を貶めることになる。諸説や勘ぐりなどあるが、この可能性が最も高いといえる。プーチンのしっきゃうは間近かいのでないか。
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ウクライナの大反撃で更なる混迷へとなる

2023-05-02 | プーチン

ウクライナの春の大反撃があると噂されている。この一月ほどで、モスクワ市内で原因不明の火災が頻発しているし、クリミヤの石油貯蔵タンクがドローン攻撃によって破壊されている。
ウクライナは兵力2万人、4千人の打撃旅団は、ドイツのレオパルド2イギリスのチャレンジャー戦車を180両、ドイツのマルーダーとアメリカのブラットレー歩兵戦車600両で構成されている。訓練をヨーロッパやアメリカで受けた兵士たちが戻ってきたのであろう。
この状況をロシアが脅威に感じないはずがない。ロシア国内はこの戦争を国を挙げての状況で戦ってはいない。国民の間には厭戦気分が見え隠れする。ロシア国外への脱出が止めどない。
ビザの必要がないモンゴルへの出国が、数千人になるとのことである。とりわけ、戦場で最前線に送られるモンゴル系民族、ブリアート族やトゥバイ族の人々が同族のモンゴルへの出国が多い。ブリアートでは、道端で名前を聞いて取集令状を手渡している。人物を特定して郵送していては兵が集まらないのであろう。
僅か人口98万人のブリアート族は、この戦争で632人も亡くなっている。これに比して1270万人の首都モスクワ市が、戦死者120人であることをみると、いかに少数民族を犠牲にしているかがわかる。ロシア民族の戦いとプーチンがいうなら、彼らを徴収するこすらがおかしい。
ゼレンスキーは時期なども公言はしないが、大反撃は明言している。東部四州に限らず、クリミヤの奪還まで明言している。
これでウクライナが押し戻せば、さらにこの戦争は泥沼化する。ロシアのウクライナ侵略が実態のウクライナ戦争は、仲介する国がいないことが最大の悲劇である。歴史的にも地政学的にも最も可能性のあるトルコは、内政問題などで動きがとれない。習近平の提案は西側が無視し、国連はロシアを非難しウクライナ寄り姿勢が強く、仲介は到底無理である。
今この停戦で最も必要なことは停戦である。どのような形であれ、停戦をすることによって、多くの死者となる人たちを救うことから始めなければならない。プーチンが敗北宣言するはずがないが、失脚する可能性あるが、それ以外の終戦は起こり得ない。
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