プチンは戦争終結に向け用意した三点セット。それは〇部分動員令 〇併合に向けた住民選挙 〇核の脅し、である。
これはプーチンの用意した最後の
〇部分動員令
部分動員令をかけて、兵士30万人を補充するとのことである。学生、病気や障がい者、51歳以上、子ども4人以上の大家族は外すとしているが、少数民族には適用されないようである。ブリアートやダゲスタンのようなチベット仏教うイスラム教のには関係なく徴兵に近い状態であるという。
更にはHIV要請の偽診断書や骨折サービスや指切りまで行われ動員を拒む人達が多いというのである。この4日間で26万人がロシア国外に脱出している。
動員対象は若者となるのであろうが、ネットから情報を得ている世代はこの戦争に大義がないことを知っている。大義ない戦争に厭戦気分の若者たちが動員されて、どのように銃を持ち戦うのだろうか。高齢者や少数民族の兵士は圧倒的に死者が多い。戦場での配置も関係あるのでないか。
大都市の若者たちは、動員反対のデモを行っている。すでに1500名の逮捕者も出ている。
〇併合に向けた住民投票
東部四州でロシア併合に向けての投票が行われている。茶番劇であるが、クリミアの手法を踏襲するのであろうが、プーチンは国内に向けてのパフォーマンスでしかない。併合賛成者は90%を上回るととのことである。銃の元、他国の強制で行われた投票に意味などない。
〇核の脅威
プーチンはウクライナ侵略直後、正確にはキーウィを占拠できなかった直後に、核の脅しを行った。ソ連時代のウクライナの核は、現ロシアが全て撤収した。その分ロシアが守るからという理屈である。しかしながら明かな侵略行為をしてしまっている。
ロシアは原子力発電所を占拠する暴挙に出て、ウクライナが攻撃してきたというのである。ウクライナは否定しているが、他国に侵略してきてロシアが言えることではない。ロシアは核を巧みに利用しているといえる。
プーチンは三度目の核の脅しをしている。NATOより優れた核を持っている。甘く見るなというのでろうが、プーチンなら追いつめられるとやりかねない。そうした危機感が漂う人物である。
例えロシアが30万人の急増兵士を戦地に送っても、時代遅れの銃や兵器を持たされて、十分な戦いが可能であるのか?そもそも動員をかけるのは、ロシアが戦果を挙げられない結果でないか。
一般に侵略者(攻撃側)は守る側に倍する兵力が求められる。侵略地でウクライナの攻撃を受ける立場になると、ロシアは守り切る兵力が及ばないのではないか。
この後に及んでもロシア連戦連勝説を唱えるロシアを支持する贔屓の人たちがいる。どう見てもロシアに理があるとは見えないが、大義を欠き、ソ連時代の旧式兵器で、ウクライナの10倍になろうかと思われる戦死者を抱え、政権内には反プーチンの芽すら生まれている。プーチンのできることは、即時撤兵しかないと思われる。