もうず~~っと前に録画したままになってあったのをやっと見ました。
しかし・・・なんとも言えない映画ですね。これって、原作があるんですね。原作はもっとすっとした文章になってるんでしょうか。映画だけ見ると、これが純愛と呼べるのかどうか・・・複雑な気持ちになりますね(いや、少なくとも本人は純愛だっただろうけれど)。
舞台はコロンビア。電報局で働く青年フロレンティーノは、あるときある女性を見染め、手紙を書きます。もともと詩的な才能があったのでしょうか、彼女もその手紙に答え、二人は愛し合うようになります。
とは言っても、時代は1800年代。しかもその女性(フェルミーナ)の父親は野心満々で、美しい娘をいいところに嫁がせたいと思っています。結局、手紙のやり取りをしただけで、二人の仲は裂かれてしまいます。
ここからが尋常ではありません。主人公の青年はメソメソ泣くわ、心配した母親がつかせてくれた遠方の仕事をすぐにやめて、彼女のそばに戻ってくるわ(彼女は立派な男性を見つけて結婚したと言うのに)、彼女のために純潔を誓うわ、最後には彼女が夫と死別するまで待つことを決心するんです。
そして、その「心の純潔」を維持するために、次から次へと女を抱くのです。
そして待つこと51年9か月と4日、とうとう夫が亡くなったその日に彼女を訪ね、「あなたに純愛を誓う」という意味のことを再び言うのです。でも、亡くなったその日ですよ!さすがにフェルミーナも彼を追い返してしまいます。
ところが、それでも彼は諦めません。再び手紙を書き始め、フェルミーナもそのうち気が折れて彼と会うようになります。
そして、仲良くなってしばらく、二人は蒸気船の旅に出ます。別の部屋を取ってあった二人ですが、旅の最後の日にとうとう結ばれます。53年7カ月と11日におよぶ誓いの人生は終わりを迎え、これからは二人で生きてゆくのです。
確かに主人公の男性はピュアです。彼女への愛は本気で強く、たとえおばあさんになっていても、変わらず愛し続けることができるというのは尊敬モノです。
でも、実際、こういう男が近くにいると、女性もちょっと怖いでしょうね。もちろん、過激なことはしないと重々わかってはいるけれど、それでも・・・。
それとも、本気で愛してくれている人が常にスタンバイしてくれている方が、案外安心できるのかしら。経験がないからわかりませんねぇ。
ともかく、ちょっと韓国の「天国からの手紙」とかいう純愛映画を思い出しました。最後に彼女の靴(片方)を抱いて入水してゆく男性(この場合は若かった)に引いてしまったからです。それまでもずっとその彼の純愛が描かれますし。
それにしても、名優ハビエル・バルデムのうまかったこと!あんな役もできるんですねぇ。
ところで、フロンティーノ、彼女のほうが夫より先に死んだらどうするつもりだったのかな。自殺でもするつもりだったのかな。
しかし・・・なんとも言えない映画ですね。これって、原作があるんですね。原作はもっとすっとした文章になってるんでしょうか。映画だけ見ると、これが純愛と呼べるのかどうか・・・複雑な気持ちになりますね(いや、少なくとも本人は純愛だっただろうけれど)。
舞台はコロンビア。電報局で働く青年フロレンティーノは、あるときある女性を見染め、手紙を書きます。もともと詩的な才能があったのでしょうか、彼女もその手紙に答え、二人は愛し合うようになります。
とは言っても、時代は1800年代。しかもその女性(フェルミーナ)の父親は野心満々で、美しい娘をいいところに嫁がせたいと思っています。結局、手紙のやり取りをしただけで、二人の仲は裂かれてしまいます。
ここからが尋常ではありません。主人公の青年はメソメソ泣くわ、心配した母親がつかせてくれた遠方の仕事をすぐにやめて、彼女のそばに戻ってくるわ(彼女は立派な男性を見つけて結婚したと言うのに)、彼女のために純潔を誓うわ、最後には彼女が夫と死別するまで待つことを決心するんです。
そして、その「心の純潔」を維持するために、次から次へと女を抱くのです。
そして待つこと51年9か月と4日、とうとう夫が亡くなったその日に彼女を訪ね、「あなたに純愛を誓う」という意味のことを再び言うのです。でも、亡くなったその日ですよ!さすがにフェルミーナも彼を追い返してしまいます。
ところが、それでも彼は諦めません。再び手紙を書き始め、フェルミーナもそのうち気が折れて彼と会うようになります。
そして、仲良くなってしばらく、二人は蒸気船の旅に出ます。別の部屋を取ってあった二人ですが、旅の最後の日にとうとう結ばれます。53年7カ月と11日におよぶ誓いの人生は終わりを迎え、これからは二人で生きてゆくのです。
確かに主人公の男性はピュアです。彼女への愛は本気で強く、たとえおばあさんになっていても、変わらず愛し続けることができるというのは尊敬モノです。
でも、実際、こういう男が近くにいると、女性もちょっと怖いでしょうね。もちろん、過激なことはしないと重々わかってはいるけれど、それでも・・・。
それとも、本気で愛してくれている人が常にスタンバイしてくれている方が、案外安心できるのかしら。経験がないからわかりませんねぇ。
ともかく、ちょっと韓国の「天国からの手紙」とかいう純愛映画を思い出しました。最後に彼女の靴(片方)を抱いて入水してゆく男性(この場合は若かった)に引いてしまったからです。それまでもずっとその彼の純愛が描かれますし。
それにしても、名優ハビエル・バルデムのうまかったこと!あんな役もできるんですねぇ。
ところで、フロンティーノ、彼女のほうが夫より先に死んだらどうするつもりだったのかな。自殺でもするつもりだったのかな。