田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

グリーンランド 地球最後の2日間(Greenland)

2021年06月13日 21時37分42秒 | 日記

ソース画像を表示

ソース画像を表示

 

ソース画像を表示

 突如現れた彗星による世界崩壊までの48時間を、普通の一家の目線で描いたディザスタームービー。突如現れた彗星の破片が隕石となり地球に衝突した。さらなる巨大隕石による世界崩壊まで残り48時間に迫る中、政府に選ばれた人々の避難が始まる。建築技師の能力を見込まれたジョン・ギャリティ、そして妻のアリソンと息子のネイサンも避難所を目指して輸送機に駆けつけた。しかし、ネイサンの持病により受け入れを拒否され、家族は離れ離れになってしまう。人々がパニックに陥り、無法地帯と化していく中、生き残る道を探すギャリティ一家が目にしたのは、非常事態下での人間の善と悪だった。「エンド・オブ・ホワイトハウス」シリーズのヘラルド・バトラー、「デッドプール」シリーズのモリーナ・バッカリン、「ドクター・スリープ」のロジャー・デイル・フロイドがギャリティ一家を演じる。監督は「エンド・オブ・ステイツ」でバトラーとタッグを組んだリック・ローマン・ウォー。(映画.comより)

 

 

 

<2021年6月13日 劇場鑑賞>

 ジェラルド・バトラーったら、同じような映画ばっかり。それはそれでイメージ作戦としては奏功するんだろうけれど。今回は、巨大隕石(と彗星)が地球を直撃する話。大小交えて数多くの隕石が落下してくることが報道されているのですが、小さいものは大気圏で消滅するから問題なし。しかしながら、結構大きなものもあって都市が燃え上がったり、街が破壊されたりもしています。そんな中、国際組織はこっそりシェルターを作ってあったのですね。選ばれた人たち(早く言えばお金持ちで健康な人々)だけが通知を受け、避難するように指示されます。しかし、物事はそうスムーズには進みません。情報は漏れる。選ばれた人たちに混じろうと、軍基地に殺到する人々。選ばれた人に成りすまそうと画策する人々。人々は不安を募らせ、道路は渋滞、商店は略奪され放題に。そして大小問わず次から次へと飛んでくる隕石。怖かったですねぇ、本当に。

 ジェラルドの家族はお金持ちだから選ばれているわけですが、実は7歳の息子が一型糖尿病。インスリンがないと生きてゆけません。選ばれたことが間違いだったのですね。病気持ちだとわかった途端に搭乗拒否。しかもバッグに入れてあったはずのインシュリンがありません。子供が車の中で毛布を出したときに一緒に出ちゃったんですね、必死に取りに戻るお父さんジェラルド。しかもしかも!この夫婦はうまく行ってなくて別居中なんですね~、この騒動の後に元に戻ることは落ちてくる隕石より確かですね。あまりなあり過ぎ設定にかえってウケました。

 薬がない間は、普段はすました美人妻のお母さんも、さすがに必死です。ボロボロになったドラッグストアーを見つけてまずは指先で血糖測定。「300もあるわ!」このセリフが「Ⅰt's three hundred.」なんです。当たり前なんですが。ウケ狙いかなぁ。他にも、最初は高層ビル設計士だったはずのジェラルドが、後半ともなると完全に正義のヒーローと化し、人々を率いたり、ひっくり返った車から男を助けて引きずり出したり。「シークレットサービスだったっけ?」とか思いました。強すぎます。次の場面では「いきなり殺すのか?」と言いながらアーロン・エッカートが出て来るかと思いました。

 そんなこんなで、既視感バリバリ設定のお話であったにもかかわらず、結構楽しめたのでした。充分怖かったし。「ミスト」ほどではないけれど。頭を使わずに楽しみたい人は、是非。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする