若手俳優のトム・ホランドが新たにスパイダーマン/ピーター・パーカーを演じ、「アベンジャーズ」を中心とした「マーベル・シネマティック・ユニバース」の世界に参戦した「スパイダーマン ホームカミング」の続編。「アベンジャーズ エンドゲーム」後の世界を舞台に、スパイダーマンこと高校生のピーター・パーカーの新たな戦いと成長を描く。夏休みに学校の研修旅行でヨーロッパへ行くことになったピーターは、旅行中に思いを寄せるMJに告白しようと計画していた。最初の目的地であるベネチアに着いたピーターたちは水の都を満喫するが、そこに水を操るモンスターが出現。街は大混乱に陥るが、突如現れた謎のヒーロー、ミステリオが人々の危機を救う。さらに、ピーターの前には元「S.H.I.E.L.D.」長官でアベンジャーズを影から支えてきたニック・フューリーが現れ、ピーターをミステリオことベックに引き合わせる。ベックは、自分の世界を滅ぼした「エレメンタルズ」と呼ばれる自然の力を操る存在が、ピーターたちの世界にも現れたことを告げる。監督は、前作に続いてジョン・ワッツが務めた。ベック/ミステリオ役に「ナイトクローラー」のジェイク・ギレンホール。(映画.comより)
どんどん複雑化するマーベルワールド。この映画では、「アベンジャーズ/エンドゲーム」のすぐ後から話が始まります。亡くなってしまったトニー・スターク。愛弟子だったピーターは、どこへ行っても「トニーの跡継ぎはあなたですか」などと聞かれて戸惑います。また、サノスの指パッチンで消えていた仲間が戻るシーンも描かれ、”普通の高校生”としてのピーターの生活がメインとなります。今回ピーターは、ゼミの仲間と共にヨーロッパ旅行に出かけます。たぶん勉強することが目的だと思うのですが、学生たちは修学旅行気分です。ピーターも友人と組んで、どうやってMJに本気で告白するか、知恵を絞っているところ。そんな中、地球に異変が!
ヴェネツィアに変幻自在な水みたいな化け物が現れ、悪さの限りを尽くす。何者?どこから?と戸惑っているうちに、ミステリオという青年が現れ、怪物と戦います。彼がカッコよくて、結構強い。演じるはジェイク・ギレンホール。彼の共闘者として、またトニーの跡目として、周りからもニック・フューリーからもせっつかれるピーター、でも彼はクールなMJに告ることで頭が一杯で、それどころではありません。そうこうしているうちに、他の都市でも”土”や”火”の化け物が現れ・・・。
とまぁそんな話です。ヒーロー映画ですから、もちろんいい方向に転がってゆくのですが、まだまだteenagerのピーターが、あんまり責任を背終わされてるからかわいそうでした。そんなの、無理です。トニーは最初から大人だった。ゆくゆくはそうなるとしても、今はMJのことで頭が一杯なのは無理からぬこと。他に探すべきだと思いました。そして、ミステリオのバックグラウンドと仲間も次第に明らかになってゆきます。この辺は、次回作の布石でしょうか。あるいは?!
アベンジャーズはいったん終了したけれど、この世界は続くのかな。ピーター・パーカーがどんなふうに成長してゆくのかは、興味の尽きないところであります。あ、そうそう、きれいで色っぽい叔母さん(マリサ・トメイ)も今回は出番が一杯でした。個人的に大好きな女優さん。たくさん見れてよかったです。