世界的人気ロックバンド「クイーン」のボーカルで、1991年に45歳の若さでこの世を去ったフレディ・マーキュリーを描いた伝記ドラマ。クイーンの現メンバーであるブライアン・メイとロジャー・テイラーが音楽総指揮を手がけ、劇中の楽曲には主にフレディ自身の歌声を使用。「ボヘミアン・ラプソディ」「ウィ・ウィル・ロック・ユー」といった名曲誕生の瞬間や、20世紀最大のチャリティコンサート「ライブ・エイド」での圧巻のパフォーマンスといった音楽史に残る伝説の数々を再現するとともに、華やかな活躍の裏にあった知られざるストーリーを描き出していく。「ナイト ミュージアム」のラミ・マレックがフレディを熱演。「X-MEN」シリーズのブライアン・シンガーがメガホンをとったものの完成前に降板するなど製作トラブルも伝えられたが、公開されると世界中で観客に受け入れられ、日本でも2018年公開映画でトップとなる興行収入100億円を突破。社会現象とも呼べる大ヒットとなった。第76回ゴールデングローブ賞では最優秀作品賞(ドラマ部門)、最優秀男優賞(ドラマ部門)を受賞。第91回アカデミー賞でも作品賞を含む5部門にノミネートされ、主演男優賞ほか4部門を受賞した。(映画.comより)
私、クイーンを聞いて育ってません。それで最初は「見てもわからない」と思い、無視していました。でも、あんまり評判が良くて、信じられないほどのロングラン、また「クイーンを知らない人でも感動する」などの記事を読んで、気持ちが変わりました。ずっと見やすい時間帯で上映されてましたし。いや、見てよかった!クイーンを全然知らない私でも、聞き覚えのある曲がいくつかありましたし、ドラマ自体も見ごたえがあり、役者さんたちもすごくよかった。主演男優賞を受賞したラミ・マレックも、すごい熱の入りようでしたね。本人かと思いました。実は体の大きさなど、結構違うんですってね。信じられない。感動しました。
才能のある人は、凡人と違い多難です。でも、それゆえの天才ですから仕方がありませんね。人生のすべてのお話に心動かされました。リアルタイムでクライマックスのチャリティコンサートを知っている人は、涙が止まらなかったのではないでしょうか。私はクイーンの軌跡を知りませんし、このコンサートももちろん知りませんでした。でも、映画を見ていただけでもこみ上げる感動、そしてその楽曲に「あぁ、よく聞いていればよかった。一つの世界を知らずに大きくなって、一つ損をしたんだな」と思いました。クイーンを聞いて育っていれば、必ずもう一度見たでしょう。
よくこれだけの映画を作ったものです。才能ある人って、あらゆる方面にいるんですねぇ。