田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

ジャングル・ブック(The Jungle Book)

2016年09月03日 17時26分02秒 | 日記

 ルドヤード・キプリングの同名小説を原作とする名作ディズニーアニメーションを、「アイアンマン」シリーズのジョン・ファブロー監督が実写映画化。ジャングル奥地に取り残された人間の赤ん坊モーグリは、黒豹のバギーラに助けられる。母オオカミのラクシャのもとに預けられたモーグリは、ラクシャから惜しみない愛情を受け、幸せな毎日を過ごしていた。そんなある日、人間に対して激しい復讐心を抱くトラのシア・カーンがジャングルに戻ってくる。ハリウッド屈指の映像制作チームが最先端の映像技術を駆使し、主人公モーグリ以外の動物や背景など全てをリアルなCGで表現。モーグリ役にはオーディションで2000人の中から選ばれた12歳の新人ニール・セディを起用し、ベン・キングズレー、ビル・マーレイ、スカーレット・ヨハンソン、クリストファー・ウォーケンら豪華キャストが個性豊かな動物たちの声を演じる。(映画.comより)

 

 

 

 田舎では吹き替え上映のみ。声の出演が豪華ラインナップと聞いてただけに、とても残念ですが、チビ息子と行けたのでよかったとします。

私、ごく若い頃に「ジャングルブック」の実写版を見たことがあります。逆にディズニーのアニメ版を見てなくて(笑)。しかしながら、「ドラゴン ブルース・リー物語」で主役を務めたジェイソン・スコット・リー君が主役をつとめたこの映画、彼はなかなかにいい味を出していて、当時お気に入りだったのを覚えています。リー君は、子供ではなく青年でした。

物語は多分同じ。商人だった父に連れられ、ジャングルにいた赤ちゃんは、父親がトラに襲われ命を奪われたため一人取り残され、動物に育てられるのです。母オオカミに愛され、兄弟とも仲良くやっていた人間の子モーグリですが、ある時トラに見つかり、ジャングルから出てゆくように言われます。ジャングルを深く愛していたモーグリは悲しみますが、トラに追われ、仲間を殺され、いたしかたなく人間の集落に行こうとします。その道中に、大きなヒヒと遭ったり、くぼみに落ちた象の子を助けたり、「ライオンキング」ばりの活躍をします。そして、最後はトラと対峙することになるのですが、そこで「ヒトであること」を自覚することになります。つまりは「(人間なんだから)相手をやっつけるためには作戦を立てる」「道具を使う」などです。ヒヒがもっとも欲したものも、「火」だったのですから。(ただしモーグリが火のおこし方を知っているわけではない)

先日「ターザン」を見たのですが、あちらはぐっと大人向けでした。この映画はかなり突っ込みどころもあって子供向けでしたね。本当にジョン・ファブローが監督なのか、と思うほど。主役の男の子以外全部CGっていうのはすごいと思いますが。もちろん、子供は喜んでました。話はわかりやすいし、ラストもわかりやすい。

映画が始まって数分、チビ息子が「おかあさん、どうして動物がことばをしゃべってるの」と、素直なささやき(笑)。そうね、オオカミもトラも、ヒョウもみ~んな流ちょうに日本語をしゃべるんだもんね、変な感じでしたね。「わかりやすいように吹き替えてあるのよ」といいかげんな返答。「そっかぁ」という顔のチビ。まぁいい。

しかし、動物の種が違っても、お互い言葉は通じてるのかな。トラやヒョウに聞けないし、わからないですよね。肌で感じるとか(笑)。

個人的には、こんなに似たもの(「ターザン」と「ジャングルブック」)の上映期間をかぶせてきた日本の配給会社に文句言いたいですね。こんなことしたら、映画に詳しくない人は混乱しますよ。一年は365日。わざわざかぶせなくても。

ということで、映像は素晴らしいのですが、子供向けでした。

コメント
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