ハズブロ社販売の同名アクション・フィギュアをもとにしたTVアニメを、「トランスフォーマー」の製作陣と「ハムナプトラ/失われた砂漠の都」「ヴァン・ヘルシング」のスティーブン・ソマーズ監督が実写映画化したSFアクション大作。超ハイテク装備の国際機密部隊「G.I.ジョー」と悪のテロ組織「コブラ」の壮絶なバトルが展開する。出演はチャニング・テイタム、シエナ・ミラー、イ・ビョンホン、デニス・クエイドほか。(映画.comより)
あんまり中身がなさそうだったからスキップしてた作品。でも、続編があんまり宣伝されてるので、ついそちらが見たくなって、こちらも見ておこうと思ったわけです。「1」が公開された頃は、シエナ・ミラーもいろいろ話題に上ってた時期で(おもに素行の悪さで・笑)、つい「まぁええか」と思ったのを覚えています。
あのころは知らなかったけれど、今は結構見かけるチャニング・テイタムががんばっていたり、「ハムナプトラな人」がカメオ出演していたり、感動するくらい久しぶりなクリストファー・エクルストンが出ていたりと、期待とは違った感動をもたらせてくれた作品でした。
ついでに言うと、ジョゼフ・ゴードン=レヴィットも出ていたし(彼とシエナ・ミラーが姉弟なんて!)、普段はお笑いなマーロン・ウェイアンズもがんばってました。
しかし、全体的に小粒な感じのする作品に仕上がっていたように思います。
峰不二子ふうのシエナは魅力的で、地位と金のあるアタマのいい男を簡単に落としてあるのも、いかにも不二子っぽくて◎。
しかし(フィギアを元々知らないので、お話がどうなっているとそれらしいのか、自分もわからないのですが)、出てくる秘密兵器やそれを横取りしようとする悪者・あるいは黒幕などが、いかにもステレオタイプだし(そういう設定なのかもしれませんが)、結局みんな知り合いばかりで、世界も非常に狭い(笑)。
それにイ・ビョンホン演じる忍者も笑える。子供の頃修行しているお寺も、いったいどこの国にあるんだろう、って感じだし。だって、師匠は子供相手に「ストームシャドー」と呼びかけているし、ビョンホン・子供は日本語じゃない言語を話してる。でも、他の人や師匠は日本語を話す場面も。よくわからん。架空の国かな(笑)。
結局は、西洋人にとっては、やっぱり韓国人も日本人も一緒くたなのね。
それに、この間20年というのも笑えるポイント。すごく近未来な感じに話が始まって、技術といい兵器と言い、どう見ても今よりかなり進んでいるのに、「20年前」に切り替わった途端、いったいいつの時代かと思うほどの古典的な寺。う~ん、渋いなぁ。
しかしながら、それはそれで、単純明快。充分楽しめました。そうえいば大統領も「未来世紀ブラジル」な人でしたね!
続編が楽しみです。