小幡歯科医院歯科話

品川区目黒駅前小幡歯科医院の公式ブログです。一般歯科治療の話から体の健康の話まで幅広く語ります。

コレステロールを食べてもコレステロールは上がらない

2014-02-09 06:16:00 | 栄養

血液検査でコレステロールが高くなると、コレステロールを多く含む

食品を控えるようにいわれます。

http://www.eiyoukeisan.com/calorie/nut_list/cholesterol.html

 

 

卵、肉の内臓、魚卵、洋菓子などです。

 

 

しかし、ここにも誤解があります。

 

 

体の中のコレステロールに食べ物のコレステロールが影響する

のは20%だけです。

 

 

あとの80%のコレステロールはほとんど肝臓(その他には、腸、

副腎皮質、性腺)でつくられます。

 

 

ここで重要なのは肝臓はコレステロールの量を調整している、

ということです。

 

 

コレステロールを多く含む食品を食べると、肝臓はつくる

コレステロールを減らすのです。

 

 

食べ物によって簡単にコレステロールが高くなり過ぎないように、

身体の中で調整する機能があるのです。

 

 

さて、それでは肝臓は何を原料にコレステロールをつくるので

しょうか。

 

 

それは、タンパク質、脂肪、そして糖質です。 

 

 

つまり3大栄養素のすべてがコレステロールになることが

できるのです。

 

 

具体的にはこれらの栄養素がアセチルCoAという物質に変化して

からコレステロールに変わります。このアセチルCoAはエネルギー

を生み出す物質でもあり、とても重要な役割をしています。

 

 

この3大栄養素の中で食べ過ぎることがきるのは糖質だけです。

 

 

基本的にタンパク質や脂質を食べ過ぎることはできません。

(中には食べ過ぎることができる人もいらっしゃいますが。)

 

 

ですからコレステロールが高くなった時に、糖質摂取量を見直す

ことはとても有効なことです。

 

 

そして過剰な糖質は体の中で脂肪に変わりますので、糖質を

控えることによって高くなった中性脂肪も下げることができます。

 

 

 

 

 


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