最近は、歯磨きをしっかりする方が多いので「歯磨きはいつ
したらいいですか?」という質問を受けることは少なくなりました。
歯磨きは食後に、と考えている人が多いのではないでしょうか。
まず一つ覚えておいていただきたいのは、「食べた後は口の中が
酸性になっていて、歯磨きで歯が削れる可能性がある」ということ
です。
食べた後に口の中が酸性になって、この酸によって虫歯ができます。
この酸性になっている間に歯を磨いた方が虫歯になるのを防げ
そうですが、かえって歯を傷つけることになりかねません。
ですから、逆説的に「食前に歯を磨く」という考え方があります。
特に、寝ている間に口の中の細菌の動きは一番活発になるので、
「朝食前に磨く」ことが有効になります。
また、睡眠時の口の中の細菌を少なくするために「寝る前に磨く」
ことも有効です。
そういう意味で、歯磨きは食後にとらわれず一日に1回以上しっかり
と磨きましょう。
特に、寝る前後を重点的にしましょう。