歯のヒビはいろいろな方向に入ります。
そして前歯と奥歯では歯に加わる力の方向が異なるので、
歯にヒビが入るパターンは多岐に渡ります。
まとめようがないというのが本音で、これがブログで紹介する
のが遅れた理由です。
ですから、診察室で患者さんにお話しする要領でまとめていこうと
思います。
もっとも治療の方針に影響するように分類すると、「神経のある
歯のヒビ」と「神経を取った歯のヒビ」に分けられます。
神経のある歯は元来ヒビに強いです。神経のある歯には血液も
流れていて「生きています」。
神経のない歯はヒビに弱いです。神経のない歯には血液が
流れていないので「死んでいます」。
ですから、神経のある歯にヒビが入っていても、凍みていなければ
様子をみることが多いです。
逆に神経のある歯にヒビが入っていたら、それ以上にヒビが
進行しないように積極的に治療を行う必要があります。
歯にヒビがみつかった場合、その歯に神経が残っているか
どうかを第一に考慮します。
小幡歯科医院