小幡歯科医院歯科話

品川区目黒駅前小幡歯科医院の公式ブログです。一般歯科治療の話から体の健康の話まで幅広く語ります。

虫歯と薬

2008-11-01 09:35:00 | 歯科と薬

虫歯の痛みには段階があります。

                 

痛みは虫歯の大きさに比例して大きくなっていきます。

              

まず

              

軽くしみます。ただしみるのは時々でしみない時の方が多いです。

             

そして

         

しみるのが強くなります。特に冷たいもので強くしみるようになりますが、

熱いものではしみません。

                 

さらに 

                           

冷たいものだけではなく、熱いものでもしみるようになります。

                  

この時点で神経を残せるかどうか、という状況ですが我慢を続けていると

                     

噛むと痛くなります。

                    

ついに

             

眠れないほどの強い痛みが生じます。

                   

これは歯で感じるもっともつらい痛みです。

              

                      

このどの段階にも痛み止めの薬はあまり効きません。

                

それは薬が歯の神経にまで到達しにくいからです。

                  

薬は胃や腸で吸収されて全身に回っていきます。

             

歯のそばの歯ぐきや骨までは到達するので、歯周病や歯の根の先の痛みには

薬が効きます。

                

ただ、そこからさらに歯の中までには薬がなかなか届きません。

                

ですから虫歯の痛みには有効な飲み薬はないのです。

                  

                    

しみる刺激から歯を守るという意味では、「歯に正露丸を詰める」方が効果がある

かもしれません。

            

それよりも早めに歯科医院を受診しましょう。

               

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