前回と逆に次の場合は痛み止めが効きにくいです。
虫歯
痛み止めを飲んでも、普通は歯の神経まで薬が到達しません。そのため虫歯で
痛みを感じる場合は痛み止めが効きません。
知覚過敏
知覚過敏は虫歯ではないのに歯がしみる状態のことですが、しみるのは虫歯の
場合と同じ神経です。そのため痛み止めは有効ではありません。
口内炎
口内炎には痛み止めが効かないのが普通です。
ただ、あまりにも痛い場合は痛みが緩和することもあります。かなりつらい場合は
飲んでみる価値はあります。
歯が割れた場合
歯が割れているのは自然な状態ではないので、周りの組織に回復力がありま
せん。周りの組織に回復力がない場合は、痛み止めを飲んでも痛みはなかなか
収まりません。
インプラントが痛い場合
インプラントに痛みを感じる場合は末期症状です。インプラントの周りの組織にも
回復力はないので痛み止めが効きません。
なお、歯周病で痛みを感じる場合は痛み止めが有効です。歯周病になった歯の
周りの組織には回復力があるからです。
ただ末期症状になった歯周病の歯の場合は、もう回復力がないので痛み止めが
効かなくなります。
小幡歯科医院