小幡歯科医院歯科話

品川区目黒駅前小幡歯科医院の公式ブログです。一般歯科治療の話から体の健康の話まで幅広く語ります。

ホワイトニングの体への影響

2008-02-08 10:00:00 | ホワイトニング

ホワイトニングの副作用は「歯がしみる」ことと「歯ぐきが荒れる」ことであることは

すでに述べました。

          

体への影響はどうなのでしょうか?

          

結論からいうと、たとえ飲み込んでしまっても体に悪影響はありません。アメリカの

FDA(食品医薬品局)の認可も受けています。

          

具体的にみていきましょう。

             

影響が考えられる成分は「過酸化水素水」、過酸化水素から発生する

「活性酸素」、「過酸化尿素」です。

            

オフィスホワイトニングでは、高濃度の過酸化水素水(オキシフル)を使用します。

           

オキシフルを手につけると、表面が白くなることがあります。軽いやけどみたいな

ものです。

               

ホワイトニング剤が歯ぐきにつくと、歯ぐきも軽いやけど状態になり荒れることが

あります。

          

オフィスホワイトニングは歯科医の管理のもとに行うので、飲み込む心配はあり

ません。口の中の粘膜に気をつけていれば問題はありません。

         

ホームホワイトニングは低濃度の過酸化尿素を使用します。

             

尿素は人間の体にもともと存在するものであり、化粧品にも使われるものです。

              

そして過酸化尿素から過酸化水素水が発生します。

                  

ホームホワイトニングは就眠中に行うこともあり、過酸化水素水を飲み込む可能

性があります。

            

ただその濃度が低いので、体内では分解されて害はありません。

                 

                 

さて、ホワイトニングで最も気になるのは、活性酸素(フリーラジカル)です。

              

この活性酸素がホワイトニングの主役です。

              

活性酸素が歯の表面を分解したり構造を変化させるため歯が白くなります。

               

活性酸素はまた病気や老化の原因とも言われ、巷では悪役です。

                   

ただホワイトニングの治療において体内に入る活性酸素は微量なので、体に影響

はありません。

      

             

小幡歯科医院

http://www.obatadc.sakura.ne.jp/                 

          

         

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