小幡歯科医院歯科話

品川区目黒駅前小幡歯科医院の公式ブログです。一般歯科治療の話から体の健康の話まで幅広く語ります。

歯科と循環器内科(心臓弁膜症)

2008-12-30 09:13:00 | 医科と歯科

心臓弁膜症は、4つある心臓の弁のどれかに機能障害を起こす病気です。

          

お口の中の細菌(虫歯菌や歯周病菌)が、血管を通って心臓の弁に入り込みや

すいことがわかっています。

           

ですから心臓弁膜症の方はお口のケアをすることが大切です。

                 

                   

一般的な歯科治療では問題はありませんが、抜歯に際しては気をつけなければ

なりません。

              

抜歯をすると、必ず抜歯したところから血管に細菌が入り込みます。

          

そして血管を通して心臓にも到達します。

              

これは一時期的なものなので心配はないのですが、心臓弁膜症の方は多くの

細菌が心臓の弁に入り込む心配があります。

           

ですから心臓弁の感染を防ぐために、抜歯をする3日ほど前から

抗生物質を飲んでいただくことになります。

                    

これは歯科医の判断だけではできないことなので、担当の医科の先生に問い

合わせてから行います。

        

           

小幡歯科医院

http://www.obatadc.sakura.ne.jp/

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