心臓弁膜症は、4つある心臓の弁のどれかに機能障害を起こす病気です。
お口の中の細菌(虫歯菌や歯周病菌)が、血管を通って心臓の弁に入り込みや
すいことがわかっています。
ですから心臓弁膜症の方はお口のケアをすることが大切です。
一般的な歯科治療では問題はありませんが、抜歯に際しては気をつけなければ
なりません。
抜歯をすると、必ず抜歯したところから血管に細菌が入り込みます。
そして血管を通して心臓にも到達します。
これは一時期的なものなので心配はないのですが、心臓弁膜症の方は多くの
細菌が心臓の弁に入り込む心配があります。
ですから心臓弁の感染を防ぐために、抜歯をする3日ほど前から
抗生物質を飲んでいただくことになります。
これは歯科医の判断だけではできないことなので、担当の医科の先生に問い
合わせてから行います。
小幡歯科医院