腸内には3種類の細菌がいます。
善玉菌、悪玉菌、日和見菌です。
善玉、悪玉は文字通り体にいいこと悪いことをする細菌です。日和見とは「基本的に何もしない」細菌です。
善玉菌の代表的なものは乳酸菌、ビフィズス菌です。
悪玉菌の代表的なものは大腸菌、バクテロイデス、ウェルシュ菌です。
日和見菌の代表的なものは大腸菌、バクテロイデス、連鎖球菌、カンジダ菌です。
悪玉菌と日和見菌でカブっている菌があるのは、「環境によって」悪玉にも日和見にもなる菌があるということです。
日和見菌は基本的に何もしない菌なのですが、善玉、悪玉の多い方に加担するという性質があります。
特に日和見菌は悪玉菌が増えた時に増えます。
つまり、悪玉菌が増える環境になると、日和見菌も含めてよりたくさんの「悪いことをする菌」がふえてしまうということです。
腸内細菌の割合は善玉菌:悪玉菌:日和見菌=2:1:7がよいとされています。
悪玉菌を増やさないようにすることが、腸内の環境を良くする第一歩といえます。