ホームホワイトニングは患者さん自身に行っていただく歯の漂白です。
患者さん専用のマウストレーを製作し、それを使って家庭で歯の漂白をしていただ
きます。
やり方はマウストレーの中にジェルを注入して、歯に装着します。
これを1ヶ月から2ヶ月続けることによって、徐々に歯を白くしていく方法です。
患者さんにとって、手間と時間がかかる方法ですが歯のツヤを残したままホワイト
ニングすることができます。
アメリカでホームホワイトニングが盛んになった頃、日本への輸入を厚生省がなか
なか認可しませんでした。当時、狂牛病が問題になったため多くの薬品の認可が
滞りました。しばらく日本には1種類のオフィスホワイトニングジェルしかありません
でした。
その唯一のオフィスホワイトニングジェルを使って私も治療を行っていましたが、
その効果は満足のいくものではありませんでした。
白くはなるのですが、ツヤがなくなって(白濁した状態)しまい自然感が失われて
しまうことが多かったです。(うまくいくこともありましたが。)
ホワイトニングはいまひとつだと感じていた時、アメリカから取り寄せたホーム
ホワイトニングジェルが手に入りました。
そのホームホワイトニングの効果がすばらしく、自然なツヤを残したままきれいに
歯が白くなりました。
その後日本でもホームホワイトニングジェルが認可されるようになって現在に至
っています。(日本のホワイトニングジェルはすべて輸入物です。)
この体験から私はホームホワイトニングをお勧めするようにしています。
オフィスホワイトニングも治療中に併用する光やレーザーが改良されて、自然な
白さを目指しているようです。
ただ、現時点ではホームホワイトニングで得られる自然観にはかないません。