前回は、歯が糖化すると歯が割れやすくなる、というお話をしました。
https://blog.goo.ne.jp/obatadc/e/15a99ef7e01a44e865716770f87a8b17
今日は特殊な治療法である「割れた歯の再植」についてお話しします。
http://www.obatadc.sakura.ne.jp/ishoku.html
虫歯ではないのに歯が割れました。
甘いものが好きな方ですが、虫歯はほとんどありません。
虫歯にはなっていませんが、歯が内部から糖化して弱くなっていると考えられます。
「割れた歯の再植」を行いました。
一旦、歯を抜きます。
歯をきれいにした後、接着剤で元通りくっつけます。
うまくいくと、普通の歯のように問題なく使えるようになります。
割れていたとは思えないほど、歯ぐきがきれいに治っています。
最終的には、通常の歯と同じようにかぶせ物をして治療終了です。
この「割れた歯の再植」の治療は意外とうまくいきます。
(もちろん、成功率100%ではありません。)
この治療がうまくいくコツは、歯が感染してよごれていないことと、歯ぐきや骨が再植した歯としっかりくっつくことです。
歯ぐきや骨が弱い人はこの治療がうまくいきません。
しかし、歯が割れる人は歯ぐきや骨が強い人です。
糖化の観点からみますと、歯は糖化しても骨は糖化しない人であると言えます。
逆に歯が糖化しないで骨が糖化する人は歯周病になります。歯の周りの歯ぐきや骨が弱いということです。
歯、歯ぐき、骨のすべてが糖化しやすい人はあまりいないようです。
歯が糖化しやすい人は虫歯になったり歯が割れる心配があり、歯ぐきや骨が糖化しやすい人は歯周病になる心配があると言えます。
45歳までにどちらのタイプかだいたいわかります。
http://www.obatadc.sakura.ne.jp/lifestage.html
自分が虫歯になりやすいか歯周病になりやすいか、知ることは口腔ケアをするにおいても必要なことです。
小幡歯科医院