マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を導入しました。
これは治療において歯を3倍~20倍に拡大する機器です。
顕微鏡で見る方向に沿って光が出る構造になっているので、深く陰になっているところまでよく見えます。
特に歯の根の治療を行う際に、肉眼では絶対に観ることのできない歯の根の先まで見ることができます。
(歯の根の治療 http://www.obatadc.sakura.ne.jp/rct.html)
この顕微鏡を使うことによって、すべての治療の精度が高まりレベルアップすることは確実です。
中でも私が一番期待しているのは「歯に入ってしまったヒビの確認」です。
歯がダメになる理由の一つが「歯のヒビ」です。
そしてそのヒビを発見するのに苦労することがあります。
状況からどう見てもヒビが入っていると思われるのに、発見できないことがよくありました。
十分な光を当てて歯を20倍に拡大すると、今まで見えなかったヒビがわかるようになります。
ヒビの存在がわかれば、治療方針を立てることができます。
今まではヒビが入っているかどうかわからずに、様子をみることが多くありました。
確実な診断と治療方針。
顕微鏡を使う歯科治療において期待されるところです。
小幡歯科医院