副腎で分泌されるホルモンを無駄使いすると、副腎が疲れてしまうことをお話ししました。
副腎が疲れてしまうと副腎ホルモンの出が悪くなることがあります。
特に副腎皮質でつくられるステロイドホルモンの分泌が低下すると、体に不具合が生じます。
ステロイドは炎症を抑える作用のあるホルモンです。
ステロイドの分泌が少なくなってしまうということは、炎症やアレルギーに弱くなってしまうということです。
口の中でいうと歯ぐきに炎症が起こりやすくなります。
歯ぐきが腫れたり血が出たりするようになります。
これは歯磨き不足であったり歯石がついているために起こる炎症ではなく、体の内部の不具合からくるものです。
そのため、歯科医院で歯のクリーニングをしても改善しません。
副腎ホルモンが無駄に使われてしまう可能性のある、糖質、タバコ、コーヒーなどの摂取量を見直すことが必要です。
特に糖質は血糖値を上げることによって歯ぐきに影響を与えるので、ダブルパンチの炎症源といえるでしょう。