人類は700万年前に誕生しました。
当時の食事は狩猟によるものやたまたま巡り合った野生の
植物でした。
日常的な食料は、魚貝類、小動物や動物の肉・内臓・骨髄、
野草、野菜、キノコ、海藻、昆虫などです。ときどき食べること
ができたのは、木の実、果物、球根(山イモなど)でしょうか。
(江部 康二著 「主食をやめると健康になる」 より)
この時の食生活は糖質制限食そのものです。
人類が農耕によって安定的に食料を手にすることができる
ようになるのが今から1万年前です。
農耕を行うようになって、初めて人類は定期的に糖質を口に
するようになりました。
人類の歴史の中で糖質とつきあうようになった期間は
1/700なのです。
さらに白いパンや白米などの精製された炭水化物を口にする
ようになったのが200~300年前。
人類の歴史の中ではおよそ1/20000です。
人類はそのほとんどの期間糖質制限を行っており、最近の
わずかな期間に糖質を摂るようになったのです。
歴史の流れからみても、人間は糖質に慣れていないことが
わかります。