自費治療とは「時間」と「技術」をかけることであると説明して
きましたが、もう一つ大切なことがありました。
「知識」です。
どうすれば歯が長持ちするか、どうすれば快適に過ごせるかの
知識を患者さんに持っていただくことです。
知っていれば防げる病気というものは多いものです。
知識があるだけで健康になれる分野というものがあります。
その知識を得ていただきたいという目的でこのブログを書き
始めました(いちいち説明する手間を省きたいという思いも
ありましたが(笑))。
歯科の主な病気、虫歯と歯周病になる原因の多くの部分に
「糖質」が絡んでいます。
そのため、最近は「糖質制限」の内容が多くなっています。
「そんなことを教えたら歯医者の仕事がなくなっちゃうんじゃないの?」
と言われることがあります。
残念ながら、今の日本の現状では歯医者の仕事がなくなることは
当分なさそうです。
では、何故せっせと糖質の悪影響を説いているのでしょうか。
答えは簡単、自分のつくった歯を長持ちさせたいからです。
多くの歯医者がそうだと思うのですが、自分のつくった歯を
芸術作品のように思っているものです。
芸術家が「作品は我が子同然だ!」と言うのと同じです。
自分のつくった歯が長持ちせずにダメになった時のショックは
計り知れません。
今回は感情移入した文章になっていますが、こんな思いで
糖質制限について語っています。