オーラルケアで薬品としてお勧めできるのは「フッ素」だけです。
フッ素は歯の表面に取り込まれ、歯質を強化する働きがあります。
ただ、どんな人の歯にも取り込まれるわけではありません。
残念ながらフッ素が効かない方もいらっしゃいます。
しかし、フッ素を応用してもマイナスにはならないので虫歯になりやすい方には
お勧めしています。
虫歯になりにくい方はフッ素を応用する必要はありません。
さてフッ素を利用するには
歯科医院でフッ素を塗る
家庭でフッ素ジェルを塗る
家庭でフッ素入り歯磨き粉を使用する
という3種類の方法があります。
歯科医院で塗るフッ素の濃度は9000~10000ppmです。
フッ素ジェルやフッ素入り歯磨き粉のフッ素の濃度は900~1000ppmです。
10倍ほど濃度が違います。
ジェル
濃度は950ppm
市販のフッ素薬の濃度は1000ppm以下にするように定められているらしく、どの
メーカーも同じような濃度です。
ですから市販のフッ素薬を買うのに「これ」といったお勧め品はありません。
歯科医院で塗るフッ素は1万ppm近い濃度がありますが、1度塗ればずっと歯に
取り込まれているわけではありません。
しばらくするとフッ素の効果は薄れていきます。
定期的にフッ素塗布を行う場合は3~4ヶ月に1度塗ることをお勧めしています。