至仏山は花の山とも言われるが、夏の花々が終わりかけた8月末に登ってもオヤマ沢田代から山頂にかけて色々な花が咲いていた。当ブログでの掲載は今回でもう11回目。今日の花は、気にかかって色々調べてみたが名前がなかなか特定できなかった。偶然、ネット上で見つかり名前が特定できたので掲載してみた。明日、残っている3種類ぐらいを紹介し、花の100名山に区切りをつけようと思う。
「カトウハコベ」はナデシコ科タカネツメクサ属の多年草、高山植物。本州中部の高山、至仏山や谷川岳、早池峰山や北海道の夕張岳などに見られるがそれほど多くないという。“蛇紋岩植物”という呼び方をするようだが、高山で蛇紋岩でできている岩場や礫地などの生育する。
イワツメクサかクモマグサの仲間と思って写真を撮ってきた。写真の上部に移っているのが蛇紋岩だと思う。名にはハコベが着いているが、ハコベの仲間ではない。有名な牧野富太郎博士が早池峰山で発見。同席した加藤子爵を記念しカトウを冠したのだという。草丈は10-15センチほど。