啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「ホソバコゴメグサ」(至仏の花8)

2011-09-11 08:38:26 | 高山植物

家の周りでは、ミンミンゼミの声が聞かれなくなり、ツクツクボウシが騒々しい。今日は曇天で、昨日の暑さはウソのよう。大根の種まきは今日にすれば良かった。

「ホソバコゴメグサ」はゴマノハグサ科の一年草。ミヤマコゴメグサの変種だという。小至仏に向かう岩混じりの草原に咲いていたが、草丈は10-15センチ程度と低く、小さな白っぽい花をつけていた。関東以北の高山に自生するというが谷川岳や至仏山、月山などで見られるが、余り多くないのだそうだ。殆ど似た種で“ミヤマコゴメグサ”があり、これも関東以北に自生するので、判別は難しい。

何となくだが“コゴメグサ”という名はどこかで聞いたことがあるような気がする。コゴメグサでネット検索しても“単独のコゴメグサ”はあるようでないような???ホソバ、ミヤマのほかタチ/ツクシ/キュウシュウなど冠した変種が9種類もあるようだ。咳や眼精疲労、結膜炎などに効く生薬としても使われるという。

コゴメグサは小米草と現す。ミヤマタイプに較べ歯が細いからホソバのコゴメグサと名がついたとの説明があった。米粒みたいに小さな知ろう花をつけるのもなの由来ではなかろうか。
コメント
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