啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「マルバダケブキ」と「アキノキリンソウ」

2011-09-21 08:49:33 | 山野草

台風が紀伊半島の近くにある。北東に進んでいて、進路予想図が関東から東北を縦断する方向を示しながらアナウンサーや気象予報士は「(東海地方に)上陸する“恐れがあります”」と繰り返す。何だか白々しく感じるのは私だけだろうか。私の場合は“恐れがある”のは可能性が50%以下ぐらいの場合。予報士やアナウンサーのマニュアルとか決まりがあるのだろうが「上陸することがほぼ確実」「可能性が高くなりました」とかいえないものだろうか?災害への対応への必要性を話す場合なども、定型的でワンパターンの表現が目立たないか??

写真を整理していたら尾瀬の写真がまだ残っていた。昨日、当ブログでは過去のベスト10に入る、五百人以上の多くの方に覘いていただいた。もう一回、至仏の花を続けます。

「マルバダケブキ」はキク科メタカラコウ科の多年草。鳩待峠近くの車道脇に咲いていた。往路でオタカラコウを見掛け、帰りに写真をと思っていたが、黄色い花を見つけて停車したところこの花だった。高く花茎を伸ばし草丈は1メートルほど。舌状花は散りかけているが、派手な形で目立つ。葉はフキの葉に似た形をしており大きい。亜高山帯かた高山帯下部のやや湿った場所で良く見かける。日光白根山での群生が印象に残っている。

「アキノキリンソウ」もキク科の多年草。秋の山道を歩くと、歩き始めからかなり高い場所まで足元に優しく咲いている。高いところでは総状花の一部が綿毛状になっても、下のほうには黄色い花が数輪残る事があるのを見ると“しぶとさ”も感じられる。特にここが可愛いとかいうのではないが、好きな花の一つ。変種が多いそうで、至仏のオヤマ沢田代で撮ったのでミヤマアキノキリンソウかもしれない。
コメント
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