啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「ヤマハハコ」

2011-09-22 11:10:47 | 山野草

台風一過の快晴。早めに時間に散歩をして、上手くいけば“山栗”でもゲットしようと企んだ。結果は残念!ひと足早く、老練な3人組に先を越されたようだ。行き交った時に美味しそうな栗が半分ほど入ったビニール袋を提げていた。同じ場所で3,4日前に2人分の栗ご飯に十分な山栗を拾って美味しく食べた。小さな山栗は、スーパーで売っている大きな栗と比べると、間違いなく甘くて美味しい。

「ヤマハハコ」はキク科のヤマハハコ属の多年草。ハハコグサに似ていて、山地の草原や林の縁などに生えるのでこの名がついているようだ。群馬と新潟の県境、三国トンネルの真上ー三国山への登山道で、草原とガレ場が入り混じった日当たりの良い場所に咲いていた。草丈は3,40センチで白っぽく、花芯が黄色い地味な花をつけている。

平地の畑や道端に多いハハコグサは黄色の花をつける。ヤマハハコは白い花に見えるが、外側の白い部分は“総包片”と呼ばれる刃が変化した部分で、中央の黄色い部分が花の部分だという。長野県以北の山地に自生する。西日本には別種のホソバノヤマハハコがあるのだそうだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする