山野を歩いていても、今山野草はほとんど見られなくなった。庭の柿木に、今年は実がいっぱいついたが、そろそろ終わり。柔らかくなった実を食べに、ムクドリの一団がやってきて騒々しいぐらい。今、当家の庭の植物でで実がついているのがナンテン、柿、白いセンリョウ、キンカン、退職の時記念にいただいたヒメリンゴ。今、一番元気に見えるナンテンの写真を撮ってきた。
「ナンテン(南天)」の実を鳥が食べると思って昨年は網の袋をかけて守った。今年は何もしていないが、全く鳥に食べられた様子はない。玄関脇にある背丈50センチほどの小さなセンリョウの実さえ見つけて、ヒヨドリが食べてしまうとカミさんはいう。ナンテンの方が美味しく見えるが・・・。
この「ナンテン」は庭木として広く植えられているが“難を転ずる”と言う意味で鬼門、裏鬼門などに植えられるのだそうだ。当家では2箇所にあるが、どこの門でも無さそうで、空いていた場所に植えられた。もうひとつ“福寿草とセット”にして「災い転じて福となす」と喜ばれるのだそうだ。
薬効もかなりあるようだ。実は咳止めの薬などに使われる。葉は胃薬や解熱剤などに使われるという。小鳥には薬としての効用はないのだろうか。